【日産の危機】新型エルグランド (E53)やリーフ (ZE2)発表の裏で『売る車が無い』販売現場の悲鳴!キックスはモデル末期、C28セレナはマイチェン延期で受注停止の異常事態
日産はノート/エクストレイル/ルークス/デイズ以外は、ほぼ売る車がない?
先日、私が所有する日産フェアレディZ (Nissan Fairlady Z, RZ34) version ST[9速AT]の空気圧調整やエンジンオイル交換の関係でディーラーに訪問した際、2025年11月時点での販売店の現況を取材させていただくことに。
販売店曰く、現時点で新車を販売できるのはノート (Note)/ノートオーラ (Note Aura)/エクストレイル (X-Trail e-POWER, T33)/新型ルークス (ROOX)/デイズ (Dayz)の5車種で、それ以外の車種はほぼほぼ受注停止で「売る車が無い」のだそう。
これから販売台数を大きく伸ばすであろうルークスは一旦置いといて、エクストレイルはビッグマイナーチェンジで金額が上がり、ノート/ノートオーラはエクステリアメインのマイナーチェンジが実施されて以降、特に目立った改良・変更がないため、新規での受注で伸び悩んでいるようでした。
新型リーフ (ZE2)は発表されたものの、2025年1月まで発売されない

ここからは、日産が販売していく目玉モデルを見ていきましょう。
まずは、ピュアEVクロスオーバーとしてラインナップされるフルモデルチェンジ版・新型リーフ (New Leaf, ZE2)。
本モデルの日本向けが2025年10月に正式に発表されたものの、その翌日に大幅にスペックアップし、航続可能距離がZE2よりも優れているトヨタbZ4X/スバル・ソルテラが発売されたことで、その存在感が薄れることに。
しかもこのモデル、2025年10月に発表されたのは良いものの、販売及びユーザー向けの登録・納車が始まるのは2026年1月からになるため、発表・発売までの期間が長すぎるんですね。

日産ディーラー曰く、顧客からの新型リーフに対する問い合わせは何件か来ているものの、まだ実車が配備されていないために、試乗であったり、実際に目で見て、触れて、といったことができないため、購入に踏み切るお客さんはいらっしゃらないそうです。
発表直後から暗雲が立ち込めるリーフですが、「先代ZE1以前からの乗り換え」や「他のピュアEVからの乗り換え」「ピュアEV自体が初めて」といった層が、どれだけいらっしゃるのかも気になるところです。
キックスのフルモデルチェンジはいつ?現行モデルはほぼ売れておらず

続いて、日産唯一のコンパクトSUVとなるキックス (Kicks)ですが、こちらも既にモデル末期ということもあり、ユーザーからの相談・問い合わせの多くが、新型に関する内容ばかりなのだそう。
現行キックスの新規受注はほぼなく、販売店側も現状販売しているのは在庫車両がメインだそうですが、この在庫車両も売れていないとのこと。
競合モデルには、トヨタ・ヤリスクロス (Toyota Yaris Cross)やホンダ・ヴェゼル (Honda Vezel)、マツダCX-3、スズキ新型クロスビー (Suzuki New X-BEE)などが挙げられますが、これらのモデルたちに比べると、キックスの魅力は低め。

本来このモデルも、2025年10月29日に開催されたジャパンモビリティショー2025 (JMS2025)で出展されてもおかしくはなかったですし、日産にとって主力モデルの一つであってもおかしくはないところ。
ルークスやエルグランド (E53)、マイチェン版アリア、新型パトロールなど、確かに販売しなければならないモデルは数多くありますが、まずは「手ごろな価格帯」で購入できるコンパクトSUVのアップデートは必要。
新規顧客獲得や既存顧客の囲い込みなど、他にやるべきことはたくさんあると思いますし、せめて世間が大きく注目するJMS2025にて、「新型キックスの発売時期は●●!」とPRしてくれるだけでも印象は大きく変化したと思うんですよね。
日産は様々なシーンでチャンスを逃しているように感じられます。
