【奇跡の極上車】走行距離10万km超えなのに新車並み!日産フェアレディZ (300ZX/Z31)が競売に出品。当時の新車価格は約289万円だが、現在の価値はいくら?
走行距離は10万km以上走られているが、内外装共に低走行距離のコンディション並みに美しい
国内外問わず、ひょんなきっかけで発見される国産スポーツカーの極上個体。
特に海外のオークションサイトでは、「一体どこで眠ってたん…?」と思えるような、超低走行距離で内外装の見た目が新品レベルともいえる国産スポーツカーが出品されることが多め。
ただ今回は、ちょっと珍しく「年式に対して適度な走行距離」でありながら、内外装のコンディションが抜群な日産フェアレディZ (Nissan Fairlady Z, 300ZX)が競売に出品されています。
ここまで美しいコンディションの初期型300ZXは、初めて見たかもしれない

こちらが今回、SNSサイト・FACEBOOKにて投稿された1985年式となるフェアレディZ (300ZX/Z31)の出品車両。
過去これまで、様々な型式のフェアレディZがオークションに出品されてきましたが、今回の個体は「現存する型式のなかで、最も走行距離が少ない可能性が高く、最もコンディションが素晴らしく美しい300ZX」と言われています。
300ZXは大きく2世代に分けられる

300ZXといえば、日本市場でいえばZ31/Z32に相当する型式になり、1983年~2000年にかけて、2世代にわたる300ZXが生産されました。
このモデルは1985年モデルとなるため、いわゆる第一世代に属し、取り外し可能なルーフパネルを備えているだけでなく、リトラクタブルヘッドライトが採用されています。
この見た目は、1980年代半ばに登場したモデルの特徴を定義するために必要な要素でもありますが、まさかここまで美しい外観で保管されているとは…
何とワンオーナーで、走行距離は10万以上走らせた極上の個体

この車両の基本情報を見ていくと、オーナーはアメリカ・サウスカロライナ州チャールストンのノースサイド日産にて新車購入し、最終的には彼の個人コレクションに加わり、その後妻の所有となったため、実質的にはワンオーナー。
走行距離計は67,000マイル(約107,000km)とそれなりに走られていますが、塗装のコンディションや内装の質感の高さを見ると、とても10万km以上走らせた車とは思えないほどの良質な保管状態だったそうです(もちろん定期点検もしっかりされている)。

ホワイトの塗装は綺麗で均一な状態を保っており、バンパー周りのブラックアクセントも、非常に良好な状態を保てています。
意外と知らなかった300ZXのピンストライプアクセント

あと、今回の出品車両を拝見して不思議に思ったのは、300ZXにオリジナルのピンストライプが採用されていること。
てっきりオーナー独自のカスタマイズかと思いきや、このピンストライプって日産純正なんですね。
おまけに、足もとのディッシュ風アルミホイールも純正ですし、ホイール表面も全く傷がついておらず、コンディションとしては抜群。
300ZXには5種類のパワートレインがラインナップされていた

エンジンルームもキレイな状態を維持。
ちなみに、300ZXでは5種類のエンジンオプションがラインナップされていて、このモデルには排気量3.0L VG30ED型V型6気筒自然吸気エンジンが搭載されていますが、最高出力165hpを発揮するモデルなのか、それとも上位版の190hpを発揮するかまでは不明。
何れにしても、V型6気筒エンジンが搭載され、駆動方式は後輪駆動[FR]、トランスミッションは5速MTを搭載する当時の定番ともいえるスポーツカー仕様そのもの。
なお参考までに、300ZXにて搭載されていた5種類のパワートレインは以下の通り。
■排気量3.0L VG30DE型V型6気筒エンジン
■排気量3.0L VG30ET型V型6気筒エンジン
■排気量3.0L VG30DETT型V型6気筒エンジン
■排気量2.0L VG20ED型V型6気筒エンジン
■排気量2.0L RB20DET型直列6気筒エンジン

現代のスポーツカーでは、ほぼ見ることのできないリアハッチルーバーも装備。
テールランプも水平基調が採用され、現行フェアレディZ (RZ34)のテールランプへとつなぐ象徴的な意匠と言えるでしょう。