悲しくも値下がりするであろうスーパーカー5選が公開に。にわかに信じがたい個体も登場

2020-05-26

AUTOCARより、世界屈指のスーパーカーディーラである「サイモン・フラゴプーロス」との協力を得て、5台のスーパーカーをチョイスし、それらが今後値下がりする恐れがあると見越して発表しています。

以下の5台のほとんどが1年以上前の車両であり、”値下がりの幅なども考慮して”という条件のもとで発表(もちろん、国によって価格の下がり幅は大きく異なる)しているので、各人が想像する”あのスーパーカー”や”このスーパーカー”といったモデルが登場しない恐れもあります。

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①フェラーリ「ラ・フェラーリ」
やはりオープンモデルである「ラ・フェラーリ・アペルタ」が登場してから、最も値下がりする恐れの高い個体としても名が挙がっていますね。
ただ、値下がりするといっても、「現状の相場」からであって、新車価格である約1.5億円よりも下がるということはまず無いですし、どんなに安くても3億円が妥当なところだと思います。
ちなみに、パワートレインは肺気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジン+モータ×2を搭載し、最高出力963psを発揮。

②マクラーレン「P1/P1GTR」
マクラーレンのアルティメットモデルで唯一のハイブリッドモデルでもある「P1/P1GTR」。
元々「P1」は、新車価格約1億円であったものの、一時期中古車市場では約2億円にまで上昇したこともありますね。
更には、サーキット専用モデルとなる「P1GTR」は、マクラーレンの代表的なモデル「F1GTR」の20周年記念モデルでもあったため、そのプレミア価値は相当に高く、新車価格 約3.4億円。中古相場では約5億円まで上昇しましたが、今現在は4億円以下まで下げてきていますね。
ちなみに、「P1」のパワートレインは、排気量3.8L V型8気筒ツインターボエンジン+モータを搭載し、最高出力916ps、最大トルク900Nmを発揮します。「P1GTR」は「P1」をベースに最高出力を1,000psまでチューニングしているとのこと。

③ブガッティ「ヴェイロン」
こちらも大方予想通りですが、やはり後継モデルとなる「シロン」が登場したことにより、そのプレミア価値は相当に下がったことが確認できます。
元々は約1.6億円にて販売された「ヴェイロン」ですが、一時期は中古車市場価格が約2億円まで上昇したとのこと。
しかし、今となっては1万km以下の走行であれば、新車価格割れの約1.3億円程で購入が可能とのことです。
なお、パワートレインは排気量8.0L W16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1,001ps、最大トルク1,250Nmを発揮します。

④ランボルギーニ「アヴェンタドールSV・LP750-4」
これはかなり有名な話にもなっている、世界限定600台ランボルギーニ「アヴェンタドールSV」の悲惨すぎる値下がり事情。
クーペタイプは新車価格が約5,200万円、オープン版のロードスタータイプが5,700万円となっていますが、今現在は中古車市場において約5,000万円で販売されるケースも多くなっています(買取価格は更に1,000万円安いことも…)。
あと、これは確定的なものではないものの、世界限定600台と言いながらも実は600台を超える台数を製造しているのでは?との情報も有りますね。
なお、パワートレインは、排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力750psを発揮します。

⑤ポルシェ「918スパイダー」
以前の記事では、「918スパイダー」に、約1,000万円のオプション費用となるヴァイザッハパフォーマンス・パッケージ(軽量のカーボンファイバーやマグネシウムホイール、レース用シートベルト、エアロパーツが備え付けられながらも約36kgも軽量化)を付加すれば、確実な値上がりとなっていましたが、どうやら素の「918スパイダー」は逆に値下がりの対象になる模様。
とは言っても、新車価格である約1億円を切ることは無く、やはり安くても1億2~3,000万円といったところですね。