現代自動車のプレミアムブランド・ジェネシスがルイジアナ州での販売を禁止へ。まさかの違法措置?

2020-05-26

韓国の自動車メーカである現代自動車のプレミアムブランドメーカ・ジェネシスが、アメリカ・ルイジアナ州にて自動車販売する適切なライセンスを取得していないとのことで、同州での販売、サービス、マーケティングを無期限停止することを発表しました。

なお、この行為が自動車メーカとして正式な契約違反となれば、同州に限らずアメリカでの販売を禁止することにもつながりますね。


これについて、AutoNewsが諸々の調査を行ったところ、ジェネシスが2015年に現代自動車から独立したブランドとして立ち上げられてから、ジェネシスとしてのアメリカ販売ネットワークを設定していなかったとして、今日まで”違法販売”を継続していたことが判明。

なお、現代モーター・アメリカは、全米にあるジェネシス・ディーラを徐々に減らしていく計画を進めているも、ルイジアナ州内にあるジェネシス・ディーラが依然として販売を継続していたり、他州でも積極的なマーケティングと販売が行われているとのこと。

ただ、ジェネシスは同州から法的な措置を下される前に、販売とサービスの分野を改善していくために数百万ドルの費用を積み増しし、ディーラを残していきたいとしていますが、ここまで来ると、州とディーラとの闘いではなく、国とディーラが闘うというスケールの違い過ぎるレベルになるため、ここは大人しく国の指示に従うことが先決なのではないかと思います(少なくとも、法的措置を受けたディーラが営業活動を続けても何のメリットにもならず、むしろブラン力低下という負のスパイラルに陥ることは言うまでも無いですね)。

Reference:CARSCOOPS