恐るべしフェラーリ。純利益は遂に1,200億円となり、販売台数も常に右肩上がり

2020-05-26

全世界の自動車メーカの販売台数が年々減少している一方、スーパーカーメーカ(フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン等)は反対に販売台数を年々伸ばしていますが、その中でもフェラーリの成績は常に右肩上がりで、今年2017年度・第二四半期においては、合計2,332台の車両を出荷しました。

これは、昨年同時期に出荷した台数よりも118台多く上回っており、この増加に大きく貢献していたのが、意外や意外のV12モデルとなる「GTC4ルッソ」であるとのこと。


もちろん、これにあわせてしてフェラーリ最高峰のスぺチアーレモデル「ラ・フェラーリ・アペルタ」も貢献。
また、V12自然吸気エンジンのみが搭載される最後のモデル「812スーパーファスト」も今後本格的に出荷台数を伸ばしていくと考えられ、第三四半期は更なる上昇が見込まれると予想されます。

ちなみに、今年度の売り上げにおいて大きく貢献しているモデルが「カリフォルニアT」や「GTC4ルッソT」「488GTB」といったV8ツインターボモデルで、常に安定した売り上げを伸ばしているとのこと。
この調子でいくと、2017年度の総出荷台数は約8,400台に上る可能性があると言われており、これは2016年に比べて4.8%の増加となる見込み。

恐らく、これだけの販売台数を伸ばした理由としては、(特に国内においては)驚異的な残価率を誇るフェラーリ独自のローン設定(残価リース)やランニングコストのかからないメンテナンスパッケージが存在していることが挙げられます。

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収益面においては、やはり収益率の高い個体をバンバン売り込んでいくフェラーリだけあって、2016年に比べて13.5%増の約1,200億円の純利益を獲得。
更に、今年6月までの3か月間純利益は昨年の(3月~6月期)約108億円に比べて、約192億円にまで上昇。
このままの調子で行けば、フェラーリの2017年度の総純利益は1440億円にまで達すると予想されています。

Reference:CARSCOOPS