驚愕。オーストラリアにて、フェラーリ「812スーパーファスト」は2025年分まで売切れの模様

2020-05-27

フェラーリ最後の100%V型12気筒自然吸気モデル「812スーパーファスト」が、スイス・ジュネーブモーターショー2017にて発表してから5か月経過して、ようやくオーストラリアにて初公開。
今回の「812スーパーファスト」の公開パーティーは、メルボルンのミートマーケットにて開催され、公開した個体のボディカラーはレッドではなく、Grigio Caldo Opacoと呼ばれるマットグレーが登場。また、それに合わせて「GTC4ルッソ」のダウンサイジングターボモデル「GTC4ルッソT」も公開されました。


「812スーパーファスト」は、「F12ベルリネッタ」の改良モデルとして登場し、排気量も6.3L→6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力800ps、最大トルク720Nmを発揮、0-100km/hの加速時間は2.9秒にて到達します。

ちなみに、オーストラリアでの「812スーパーファスト」の車両本体価格は約5,800万円と非常に高額で、日本での車両本体価格3,910万円と比較しても、約2,000万円の差額が発生。
それなのに、オーストラリアでは、この個体の人気が異常に高く、既に2025年分まで売り切れ状態に。

元々オーストラリアに「812スーパーファスト」が割り当てられている台数が少ない上、更には国の規定上右ハンドル仕様しか作れないために、製造ラインが限られるというのもありますが、それでも8年先まで売り切れになるというのはあまりにも異常な出来事ではありますね(「F12ベルリネッタ」も納期最大6年という事例があったほど)。

それだけ今回のV12最後の自然吸気モデルが貴重とされていることが伺えますし、世界でも上位クラスでフェラーリを多く購入している日本でも既に2017年分(下手したら2018年分も?)が売り切れになるほどですから、それだけ世界が注目するのもうなずけますね。

Reference:CARSCOOPS

関連記事:【衝撃】フェラーリ「812スーパーファスト」は既に国内で100台近く予約済。納期最大3年も

フェラーリのフロントエンジン搭載のフラッグシップモデル「812スーパーファスト」が、来週より開催されるスイス・ジュネーブモーターショー2017にてようやくワールドプレミアされるわけですが、未だ実車が公開されていない(リーク画像は除く)にも関わらず、国内でのフェラーリ正規ディーラ(コーンズも含め)では既に100台近くが予約済みであることが判明。

やはりフェラーリ最後のV型12気筒自然吸気エンジンだけあって(恐らくリセールも高いと思われる)、その人気は非常に高いのだと考えられます。

しかも、これだけの驚異的な予約台数があるわけですから、もちろん生産ラインも完全に整っているわけではないため、下手すると納期最大3年になる恐れもあり、それ以上の納期がかかれば、今後「812スーパーファースト」の注文受付が停止状態になるとの情報も(フェラーリディーラ情報より)。

なお、「812スーパーファスト」がこれだけ爆発的な予約台数を確保できた理由としては、ランボルギーニ「アヴェンタドールS」が大きく影響しているとのこと。
「アヴェンタドール」からのフェイスリフトモデルとして非常に期待の高かった個体なだけに、大きなデザイン変更が無かったことがフェラーリにとっては命運。

「アヴェンタドールS」の発表以降、「812スーパーファスト」が中々登場しなかったことで、全世界のスーパーカーオーナが一斉にフェラーリに注目することになったのではないかと考えられますね(こういったところの戦略についてフェラーリは上手い)。

実際、「F12ベルリネッタ」の改良モデルとして登場した「812」ですが、フロントデザインは大幅に変更され、おまけに最高出力800馬力、そして最後のV型12気筒自然吸気という様々な要素が重なってこれだけの人気を博しているのだと考えられますね。
ちなみに大阪コーンズでは、既に20台以上の予約が入っているとのことです。