開発期間15年、色相は40層以上。レクサス「LC」専用カラー・ストラクチュラルブルーが登場するとの噂

2020-05-27

レクサスの新型フラッグシップクーペ「L500/LC500h」がスイス・ジュネーブモーターショー2016にてワールドプレミアした際に採用されていたボディカラー・ストラクチュラルブルーが新色として登場するとの噂が浮上。
このボディカラーは、レクサス「LC」専用として登場した塗料で、開発期間に約15年という期間を要した究極のブルー。
仮にこのボディカラーにて「LC」を生産する際は、そのあまりにも複雑すぎる色相(40層以上)であるとのことから、1日2台しか製造できないほど。


このストラクチュラルブルーは、北米や南米の原産であるモルフォの蝶をモチーフにしたといわれており、プライマとクリアコートの間の15ミクロンメートルの層にてLCの車体に塗装し、更にはnano構造である超小型フレークは光で常に変化する色の印象を与える虹色を生成するとして非常に複雑化しているとのこと。
また、従来の顔料塗料は、入射光の50%未満を可視青色として反映するものの、ストラクチュラルブルーは入射光の100%近くのレベルまで到達するというとんでもない領域となっています。

なお、このボディカラーが用いられた特別モデルが登場する場合は、21インチ鍛造合金ホイールやカーボンファイバスカッフプレートが標準装備。
更には、インテリアカラーとしては、現行「LC」にも採用のブリージーブルーというブルーの上質なセミアニリンレザーと革張りのオレンジカラートリムを採用することで、全体的に爽やかな印象を与えます。

価格帯は今のところ全く不明ですが、これだけの複雑な色相を持ったボディカラーなので、相当オプション価格になることは間違いなく、もしかするといずれ発表されるであろう「LC F」に近い約2,000万円の個体になる可能性もありそうですね。

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Reference:CARSCOOPS