あの600馬力仕様のトヨタ「CH-R」がニュルに挑戦。FF最速の「シビック・タイプR」がライバル?

2020-05-26

先日、アメリカ・ラスベガスにて開催した世界最大級の自動車アフターマーケットパーツショー・SEMAショー2017にて、トヨタのコンパクトSUVモデルとなる「CH-R(FF仕様)」が登場しましたが、この個体がドイツ・ニュルブルクリンクにてFF最速記録を打ち立てる可能性があるとして、近日中にその記録に挑戦することが判明。

ベースとなるモデルは、排気量1.8L 直列4気筒エンジン+電気モータを搭載するハイブリッドモデル(駆動方式は前輪駆動(FF))となりますが、この個体をR-TunedがVVT-iエンジンとトランスミッションを完全スワップし、しかも新型のカスタムターボシステムにて23psiブーストすることで最高出力600psを発揮(チューンアップにより、加速時に1.2Gの制動力と1.7Gの横方向荷重がかかる)。
0-100km/hの加速時間は驚異の2.9秒となります。


なお、R-Tuned仕様によってスワップされたパワートレインは、排気量2.4L 直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力は上述の通り600ps、パワープラントには5速マニュアルトランスミッションとウィロースプリングが設けられ、マクラーレン「650Sスパイダー」やポルシェ「911GT3RS」、日産「GT-R Nismo」よりも速い個体と言われています。

ちなみに、今回カスタムされた「CH-R」がライバルとする個体は、現FF最速王者のホンダ「シビック・タイプR(純正)」の7分43.8秒となっています。
同車は、排気量2.0L 直列4気筒VTECターボエンジンを搭載し、最高出力320psを発揮するハイパフォーマンスモデルですが、この個体はあくまでも純正の市販車ですし対象とするモデルは明らかに異なっていますが、あくまでも「CH-R」は市販&純正に拘るのではなく、”FF最速モデル”を目標に今回のラップタイムに挑むとされています。

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Reference:CARSCOOPS