ちょっとシュール。「ラ・フェラーリ」で水たまりに突っ込んでみた【動画有】

2020-05-27

イギリスのスーパーカーイベントにて、世界限定499台+1台のみ販売されたフェラーリ初のハイブリッドモデル「ラ・フェラーリ」が、水たまりの上を走行するという何ともシュール過ぎる動画が公開に。
「ラ・フェラーリ」は、新車販売価格にして約1.5億円でありながら、中古車市場ではそのブランド力と限定車というプレミア価値が大きく付いたことから、最低でも約3億円の値がついており、今後も大幅な下落が見られることのない貴重なモデルでもありますね。
そんな超希少モデルが、積極的に水たまりの道に突っ込み、「まるで水の上を泳いでいる」かの如く走行しています。


水たまりの道に突っ込む前の「ラ・フェラーリ」。
若干の傾斜と段差があることから、油圧によるリフトアップをしない限り確実に腹下を擦ってしまうため、かなり慎重に走っています(このとき、ダチョウ倶楽部の「押すなよ?押すなよ?!」という言葉が聞こえたのは秘密です)。

ちなみに、「ラ・フェラーリ」の車高がこれだけ低い背景には、カーボンモノコックはF1マシンと同じ工程にて製造されており、前モデルとなる「エンツォ・フェラーリ」等と比較してもねじり剛性は27%、ビーム剛性は22%向上していて、空力面ではアクティブ・エアロダイナミクスを初採用。
そのため、前後のディフューザーやアンダーパネル、スポイラーが可変するといった最適な空力特性を実現する他、車高の低さもとにかく異常。
日本での車検をパスする上での最低地上高は9センチ確保されているかと思いますが、それでも相当に低すぎるのは確か。

思いのほか、水たまりの深さはそこまで無かったため、何とも涼しそうに走行する「ラ・フェラーリ」。
ちなみに、「ラ・フェラーリ」に搭載されるエンジンは、同社「F12ベルリネッタ」に搭載される排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンをベースとしており、最高出力800ps/9,000rpm、最大トルク700Nm/6,750rpmを発揮。
これに加えて、F1技術で培われた運動エネルギー回生システム(KERS)の技術を市販車向けにフィードバックしたHY-KERSを介することで、システム出力163ps、システムトルク100Nm以上をアシストすることで、トータル出力は963ps、トータルトルクは900Nm以上にも及び、ハイパーカー顔負けのトンデモスペックを発揮します。

水たまりの上を走り切った後の「ラ・フェラーリ」。
ドヤ顔で地上に戻り、そのまま軽快に傾斜を乗り越えて走行していきますね。
なお、フェラーリのスペチアーレモデルにおいて、過去販売されてきた「F40/F50/エンツォ・フェラーリ」は、創業○○周年モデルという節目にて登場してきましたが、「ラ・フェラーリ」は全くそういった記念モデルではなく突如として現れた限定モデル。後の「ラ・フェラーリ・アペルタ」においては、フェラーリ創業70周年という節目にて登場していますが、恐らくこの記念を通じて前段階として登場したのが「ラ・フェラーリ」だったのかもしれません。

 

Ferrari LaFerrari going for a dip 💦! Thoughts? Follow us -> @autogespot_lifestyle . . . . Pc:?

Luxuryさん(@autogespot_lifestyle)がシェアした投稿 –


Reference:autoevolution