何かと話題のフィスカー「Eモーション」。ドアも話題を呼びそうなダブル・バタフライドアだった件

2020-05-26

アメリカのフィスカー・オートモーティブが公開した4ドアタイプのEVスポーツモデル「Eモーション」の新たなる画像が公開に。
同社の創始者であるヘンリック・フィスカー氏は、2005年にアストンマーティン「ヴァンテージ」をデザインした人物でもあるわけですが、同氏はそれ以降にアストンマーティンのデザイナーを離れ、2007年にフィスカー・オートモーティブを設立。今回、新たなスポーツモデルの開発に着手していますが、「Eモーション」のリヤデザインが、アストンマーティンの新型「ヴァンテージ」に酷似していることでも有名になりましたね。

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何かと話題性のあるフィスカー「Eモーション」ですが、今回公開されているワインレッドカラーのボディカラーに、カーボンファイバ製と思わしきフルエアロを装着。
おまけにドアは、マクラーレンやBMW「i8」でも見られるバタフライ・ドア(ガルウィング・ドア)を採用しているわけですが、後席側のリヤドアもまさかのバタフライ・ドアという大胆さ。
ここでは敢えて「ダブルバタフライ・ドア」と名付けさせていただきますが、このドアデザインは、フィスカーが新型モデルの開発を発表する際に公開した最初ティーザー画像の通り採用してきましたね。

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4ドアモデルということもあって、実用性は考慮されている「Eモーション」ですが、フロント・リヤドアに非日常性を加味する点はある意味プラスではありますが、後席に乗る人にとっては、かなりドアが閉めにくそうではありますね。
ちなみに、リヤドアが上に開くといった市販モデルはテスラ「モデルX」のファルコン・ドア以来となります。

一方のスペックについては、リチウムイオン電池の代わりとして、グラフェンスーパーキャパシタというものを使用するとのことで、高度なパワートレインを備えることが可能となっています。
この技術は、フィスカーとナノテック・エナジー社が共同開発したものであり、航続可能距離は640kmを超えることが可能で、最高時速は259km/hにまで達する模様。
それ以外にも高度な自律駆動システムを備えるとのことですが、問題は相当なコストがかかってくると予想され、恐らく一番競合となるテスラ「モデルS P100D」に近い価格帯(1,000万円以上)になることが予想されています。

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Reference:autoevolution