韓国・ジェネシスが世界初のショールームをオープンへ。場所はソウル市江南区

2020-05-26

韓国自動車メーカ・現代自動車の上位ブランドとなるジェネシスが、今年6月に世界初となる専用ショールームをオープンすることがわかりました。
建設場所は、韓国・ソウル市の江南地区で、14,000平方フィートの床面積を持つ2階建て構造となります。
今後は、数年間にわたって世界中にてフランチャイズ化されるとのことですが、基本的なコンセプトスタイルは上の写真のようなガラス張りとなる模様。


ジェネシス曰く「顧客と製品の相互関係を強化し、プライベート環境を構築する」とのことで、つまりはレクサスのようなショールームに加えて、オーナーズ専用ラウンジを提供するスペースを確保するのではないかと推測。

車両はもちろん展示されており、気になる車両の商談を進めるうえで、ボディカラーやインテリアオプションのイメージが付きやすいようにサンプル品が準備され、更には韓国の首都やアーバングリーン、ダイナミックKロードといった様々なルートを準備したLaunch Bayという試乗コースも準備しているとのこと。

ショールーム内の空間については、柔らかいアンビエントライトパネルに照らされながら、魅力的でキャッチーなK-POPソングが流れるとのこと(もしかするとPSYの江南スタイルとか流れるかも?)。

今後は、アメリカや欧州にも展開されるジェネシスブランド・ショールームですが、今のところ日本に建設される予定は無く、今後国内でのモーターショーでも出展する計画は無いとのこと。

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Reference:CARSCOOPS

意外にも問題アリアリのジェネシス
関連記事:現代自動車のプレミアムブランド・ジェネシスがルイジアナ州での販売を禁止へ。まさかの違法措置?(2017/8/3投稿)


韓国の自動車メーカである現代自動車のプレミアムブランドメーカ・ジェネシスが、アメリカ・ルイジアナ州にて自動車販売する適切なライセンスを取得していないとのことで、同州での販売、サービス、マーケティングを無期限停止することを発表しました。
なお、この行為が自動車メーカとして正式な契約違反となれば、同州に限らずアメリカでの販売を禁止することにもつながりますね。

これについて、AutoNewsが諸々の調査を行ったところ、ジェネシスが2015年に現代自動車から独立したブランドとして立ち上げられてから、ジェネシスとしてのアメリカ販売ネットワークを設定していなかったとして、今日まで”違法販売”を継続していたことが判明。
なお、現代モーター・アメリカは、全米にあるジェネシス・ディーラを徐々に減らしていく計画を進めているも、ルイジアナ州内にあるジェネシス・ディーラが依然として販売を継続していたり、他州でも積極的なマーケティングと販売が行われているとのこと。

ただ、ジェネシスは同州から法的な措置を下される前に、販売とサービスの分野を改善していくために数百万ドルの費用を積み増しし、ディーラを残していきたいとしていますが、ここまで来ると、州とディーラとの闘いではなく、国とディーラが闘うというスケールの違い過ぎるレベルになるため、ここは大人しく国の指示に従うことが先決なのではないかと思います(少なくとも、法的措置を受けたディーラが営業活動を続けても何のメリットにもならず、むしろブラン力低下という負のスパイラルに陥ることは言うまでも無いですね)。