韓国・ジェネシスのスポーツセダン「G70」が中東デビュー。やはりライバルはドイツ御三家

2020-05-27

先日のドバイモーターショー2017にてデビューした韓国・現代自動車の上位ブランドであるジェネシスのプレミアムコンパクトスポーツセダン「G70」が、中東にて正式に販売スタートすることがわかりました。
この個体は、ドイツ御三家であるメルセデスベンツやアウディ、BMWのコンパクトスポーツセダンモデルを強豪として開発。つまりは、「ドイツ車両よりも上を目指した」ジェネシスの自信作となっています。

今回ジェネシスが発表した中東向けの「G70」は、排気量3.3L V型6気筒ツインターボモデルと、排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジン、そして排気量2.2L インライン4気筒ディーゼルエンジンを搭載した3グレードをラインナップ。
その中でも、V型6気筒ツインターボモデルは、起亜「スティンガー」と同じユニットを使用しており、「G70」は性能重視で最高出力370ps、最大トルク510Nmを発揮。
一方の直列4気筒ターボエンジンは、最高出力258ps、最大トルク352Nmを発揮し、最後のディーゼルモデルは最高出力204ps、最大トルク440Nmを発揮します。


ジェネシスの「G70」に設けられる新たな機能として、マルチリンクリヤサスペンションやメカニカルリミテッドスリップディファレンシャル、ダイナミックトルクベクタリングを装備。
安全機能については、前方衝突回避アシストやブラインドスポット警告、自動緊急ブレーキシステム、ドライバー認識警告等のジェネシス・アクティブ・セーフティコントロールパッケージといった先進的なドライバーアシストシステムが設定。

駆動方式は四輪駆動(AWD)モデルを準備しており、0-100km/hの加速時間はV6ツインターボモデルであれば4.7秒という驚異的な加速力を発揮します。
加えて、後輪駆動(FR)もラインナップする可能性があるとのことですが、こちらの方は後発にて登場する可能性もありそうですね。

なお、デザイン性については、何かと大きな噂となっていたマツダ「アクセラ/マツダ3」風の表情を若干残しながらも、フェイスリフト版「アテンザ/マツダ6」のような表情にも見えますが、ジェネシスらしさを強調させた高級感且つスポーティなデザインを採用。
特に、今回のような新型「G70」は、ジェネシスの新たなスタイルの方向性を示しており、「パフォーマンスを発揮するアスリートのような美しさと緊張感を兼ね備えた一台」であるとのこと。

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インテリアについては、ミラーリンクやApple CarPlay、Android Autoをサポートする8インチタッチスクリーンを標準装備。更には15スピーカのLexiconサラウンドシステムをオプションにて準備されています。
その他にはアルミニウムドアハンドルやキルティングレザードアパネル、メタルスピーカーグリル、ソフトタッチサーフェス等豪華な装備も充実しています。

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Reference:CARSCOOPS