贅の極みを増した一台。メルセデスベンツ「マイバッハSクラス」がジュネーブMSにてデビュー

2020-05-26

来月より開催となるスイス・ジュネーブモーターショー2018にて、メルセデスベンツの最高峰「マイバッハSクラス」がリフレッシュして世界デビューします。
今回公開される「マイバッハSクラス」は、通常の「Sクラス」に比べて254mmもホイールベースが延長されているため、乗員の居住空間を大きく確保。
そして、フロントエンドデザインは、標準的なフラット型のグリルではなく、垂直型のスラットを使用する新たなグリルを採用し、通常の「Sクラス」との差別化を図っています。
そして、フロントロアバンパーのメタリックトリムも、高級セダンらしさを演出。

車体サイズとしては、全長が5,461mmの超ロングセダンで、ホイールベースは3,365.5mmとなっています(ちなみに、国産モデル・レクサスの新型「LS」の全長は5,235mm)。


この角度からだとわかりやすいですが、ボディカラーは何ともお洒落なツートンタイプで、塗装スキームを9種類の中から組合わせることが可能となっています。
また、マイバッハの塗装技術は非常に凝っていて、2層のクリアコートを施すことで光沢を追加し、最後のレイヤー作業前には、作業者が一つ一つ手作業で砂処理を行い、カラーのムラを無くしていくという気の遠くなる作業を行っていきます。

インテリアもかなり個性の強い組合わせといったところでしょうか。
シートカラーには、Armagnacブラウンとブラック、またはサバンナベージュとブラックといったツートンカラーがラインナップされています。
更にはブラックのナッパレザー等もオプション設定となっていて、クーパーやゴールド、またはプラチナステッチといった特別なオーナメントパネルも準備されています。

運転席周りには、大型ナビゲーション画面と電子メータが一体型となっていて、かなりのインパクトがありますね。とは言いながらも、どこかレトロチックな雰囲気を残しているのも、マイバッハの素晴らしいところ。

リヤシートも充実した居住空間を確保しています。
各シート前方にはリヤエンターテイメントディスプレイを装備し、電動オットマンによりゆったりした姿勢をキープ。お仕事等で疲れたときにはこのシートでぐっすりと眠れそうです。

さて、気になるグレードについては、2つのパワートレインをラインナップしていて、一つは排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力463hp、最大トルク700Nmを発揮する「S560 4Matic」(0-100km/hの加速時間は4.8秒)と、排気量6.0L V型12気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力621hp、最大トルク1,001Nmを発揮する「S650」をラインナップ。
なお、新型「マイバッハSクラス」は、今年の夏終わり頃にアメリカにて先行で発売される予定となっています。

Reference:motor1.com

標準の「Sクラス」はコチラ!
関連記事:メルセデスベンツより、新型「Sクラス・クーペ/カブリオレ」が公開。販売は2018年中旬から(2017/9/5投稿)


メルセデスベンツは以前、「Sクラス・セダン」の改良モデルを発表しましたが、その後のフェイスリフトモデルとして2ドアクーペモデルとカブリオレモデルの両モデルを発表しました。
今回公開している「Sクラス」は、今月より開催のフランクフルトモーターショー2017にてワールドプレミアされ、更には上位スポーツモデルのAMGからも「プロジェクト・ワン」や「Sクラス」、そして新たなコンセプトモデルも発表されます。

今回発表の「Sクラス」は、アメリカモデルにおいては四輪駆動(AWD)と後輪駆動(FR)を備えた「S560クーペ/カブリオレ」を準備。
パワートレインは、排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力470ps、最大トルク700Nmを発揮。「S560 4Maticクーペ」の0-100km/hの加速時間は4.5秒で、「S560 4Maticカブリオレ」は車体重量の関係で0.1秒遅めの4.6秒にて到達。

ちなみに、欧州モデルでは下位グレードとなる「S450 4Maticクーペ」を選択することも可能で、こちらはV6ツインターボエンジンを搭載し、最高出力370ps、最大トルク500Nmを発揮。0-100km/hの加速時間は「S560」に比べて約1秒遅めの5.5秒にて到達。

なお、今回フェイスリフトされた「Sクラス・クーペ/カブリオレ」にはOLEDテールライト(素子数は33個)が搭載。

加えてフロント・リヤバンパーとフロントヘッドライトも若干の変更が加えられていますね。
特にフロントの小型LEDライトのインパクトはかなりのものと言えます。

インテリアについては、「クーペ/カブリオレ」共に中央に12.3インチの大型ナビゲーションディスプレイを設置し、最新世代となるコマンドナビゲーションシステムも導入され、更には自身の気分に応じた最適なドライブアシストや、落雷情報、シートマッサージ等といったエナジーコンフォート機能が充実。

技術面については、アクティブ・ディスタンス・アシストディストロニック機能やアクティブ・ステアリングアシストが改善され、標準装備となります。
有償オプションでは、マジックボディコントロールサスペンションが改良され、更なるスポーティな乗り味を提供するとのこと。
なお、このフェイスリフトモデルは、アメリカにおいては2018年中旬から販売が開始され、日本はその後の下旬ごろになると思われます。