メルセデスベンツの知られざる物語トップ5を公開。初めて衝突用ダミー人形を採用したのはベンツ【動画有】

2020-05-26

メルセデスベンツが、”同社の知られざる物語”トップ5を公開しています。
以前の高額車両トップ5と同様に、約1分と非常にコンパクトにまとめられた動画となっていますが、過去にポルシェが公開してきたトップ5シリーズの類似版となっています。

まずは第5位は「メルセデスベンツ300の車両測定」
アナログでのデータ収集が行われていた時代に、計器類や加速度計といったデジタル機器を用いた初めての車両が「メルセデスベンツ300」。
ショックバルブやねじり剛性といった細部にわたるデータを全て記録していたとのことです。

続いて4位は「気候風洞」
どの自動車メーカも、極端な気象条件(極寒や猛暑)の中でも使用可能かどうか、車両の耐久試験も兼ねて行います。
メルセデスベンツは、その気象条件を擬似的に気候風洞を用いて行った初めてのメーカで、車両に大量の氷が堆積するレベルにまで試験を行います。

続いて3位は「車両の衝突試験」
実は、世界で初めてダミー人形を用いて車両の衝突試験を行ったのがメルセデスベンツ。
車両の安全性を確認するために、ロケットエンジン等を搭載することで、ダミー人形が車内でどのように変化するのかを確認していたのだとか。


続いて第2位はコンセプトモデル「バイオニック・カー」
2005年、各自動車メーカは、様々なモーターショーやシンポジウムにて、野心的なコンセプトカーを発表してきました。
しかし、メルセデスベンツだけはサンゴ礁に棲息する熱帯魚の”ミナミハコフグ”を模したイエロー系のコンセプトモデル「バイオニック・カー」を紹介。このデザインが何とも奇妙…。

そして、栄えある1位は「世界初の自動車ライセンスを取得」
これはかなり有名な話ですが、1866年にドイツの技術者であるカール・ベンツ氏によって創設されたのが、世界最古の自動車メーカの一つとなっています。
同年には、世界で初めて自動車しての特許を取得したメーカでもありました。そして、これに加えて世界で一番最初に免許を取得したのも、カール・ベンツ氏。
ただ、当時は自動車の実用性に気付く人がいなく、交通手段の主役であった馬を怖がらせる邪魔者と言われていました。

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Reference:motor1.com