中国・テックルールズの最強マシン「Ren RS」が遂に登場。2,300Nm超えのトラックマシン
中国・北京にて拠点を置く新興メーカのテックルールズが、本日より開催のスイス・ジュネーブモーターショー2018にて、驚異的なパワーを発揮するEVハイパーカー「Ren RS」を世界初公開しました。
「Ren RS」は、FabrizioとGiorgetto Giugiaroによって設計された特別な車体構造を持つ既存モデル「Ren」のプラットフォームに基づいて開発されたハイパフォーマンスモデル。
ただ、トラック専用モデルとして再設計されていることもあり、ツーシータタイプからシングルシートのコックピットデザインへと変化しています。
パワートレインとしては、ジャガー「C-X75コンセプト」にてテストされた先進的なマイクロタービンハイブリッドからヒントを受けていて、最終的にはフロント3基、リヤ3基の6基の電気モータを搭載する小さなディーゼル・タービン・エンジンをレンジエクステンダーとして機能させるのだとか。
テックルールズは、ここに28.4kWhのリチウムイオンポリマー電池パックを使用することで、最高出力1,305ps、最大トルク2,340Nmを発揮するとんでもないレーシングモデルを開発。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3秒で、最高時速は330km/hにまで到達。
最大80Lのディーゼルにて満たされた燃料タンクによって、最大航続可能距離は1,170kmを実現。
また、4基の電気モータを搭載(フロント2基、リヤ2基)するローエンドモデルについては、最高出力870ps、最大トルク1,560Nmを発揮と、こちらもかなり過激なスペックを持ちます。
現時点でこの個体が販売されるかどうかは不明ですが、同社は戦略的提携に取り組んでいるとして、今後2年以内に実用的なビジネスケースを作ることで、量産仕様の「Ren」販売を計画しているとのことです。
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Reference:CARSCOOPS