ランボルギーニ「テルッツオ・ミッレニオ」はコンセプト史上最もクレイジーな一台?

2020-05-26

スイス・ジュネーブモーターショー2018にて出展されたランボルギーニのコンセプトモデル「テルッツオ・ミッレニオ」は、マサチューセッツ工科大学と提携開発中である次世代型EVスーパースポーツモデルで、パガーニやケーニグセグ、フェラーリといったスーパーカーブランドの中でも圧倒的な存在感を持つクレイジーな一台と言われています。


「テルッツオ・ミッレニオ」とは、「第三の千年紀」という意味合いが込められており、内燃機関モデルから100%電気自動車へと切り替わる上で、他社では実現できない革新的な技術とアイデアにて生み出される最強のEVスーパーカーとなります。
デザイン面においても、まるでSF映画に登場するかのような近未来的な要素を持ち、くさび形のような複雑な形状とランボルギーニらしい闘牛のような攻撃的な表情は、まさに男心をくすぐるモデルとなっています。

フロントエンドは、特に大蛇のようなフェイスを持ち、Y字型のヘッドライト、スノープローの2倍のフロントスプリッター、そして航空機をモチーフにしたフロントガラスもまた独創的なデザインとなっています。

特殊な機能性においては、マサチューセッツ工科大学が新たに開発した自己修復型カーボンファイバを取り入れたボディを持ち、これに合わせてEVパワートレインもボディに組み込まれるスーパーキャパシターとエネルギー貯蔵装置による特殊な構造になるのだとか。
自己修復型カーボンファイバとは、事故によって引き起こされたその基礎構造の中の損傷部を検出し自己治癒及び自己修復することを意味しており、治癒化学物質にて満たされたマイクロチャネルの放出により自己修プロセスを開始する特殊な素材であることを公表しています。

このコンセプトモデルは、今後マサチューセッツ工科大学との連携により、今後3年以内に機能的自己修復エネルギー保持複合コンポーネントを製造する可能性があるとのこと。
なお、肝心のエンジンサウンドについてですが、EVモデルのような非常に静かなサウンドではなく、V10ないしはV12のような感情的なエンジンサウンドを擬似的に発する機能を持たせ、ドライバに対する走りの喜びと興奮を与えられる一台が生み出されることが期待されています。

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Reference:CARSCOOPS