遂にランボルギーニ「アヴェンタドール」の後継「テルッツオ・ミレニオ」が公開。イタルデザイン「ゼロ・ウノ」がモチーフか

2020-05-26

先日、ランボルギーニとマサチューセッツ工科大学が提携し、将来の新型スーパーカーのための研究開発プロジェクトを進めていく方針を示し、そのティーザー画像「アヴェンタドール」の後継モデルが公開されましたが、昨日遂にその姿がアンヴェール。
今回登場した後継モデルの名称は「テルッツオ・ミレニオ」で、イタリア語で「テルッツオ=三番目の」、「ミレニオ=1000年」を意味しています。
今回公開されている個体は、EVと自己修復性の高い炭素繊維を持ったコンセプトモデルとなります。


今回公開されている「テルッツオ・ミレニオ」は、ランボルギーニがこれまでデザインしてきたものとは若干異なる革新的なコンセプトカーで、同社CEOであるステファノ・ドメニカリ氏も「全てが全く新しい技術であるため、この個体の名前にもある通り、3,000年の時代に登場してもおかしくないような、超先進的なスーパースポーツとして将来を担う重要なモデルである」とコメントしており、ランボルギーニの新たなる進歩と可能性を示唆。

この個体のデザイン並びに使用されるコンポーネントについては、マサチューセッツ工科大学の学生と化学科のミセア・ディンカ教授、機械工学科のアナスタシオ・ジョン・ハート教授、更にはランボルギーニR&Dプロフェッショナルの担当者によって開発が進められ、先進的なエネルギー貯蔵システムや材料科学(カーボンファイバ以上に軽量で頑丈、更には修復性の高い)の枠組みを推進。

少し前置きは長くなりましたが、早速外観を確認していきましょう。
フロントエンドデザインから見ても、その車高の低さはかなりクレイジー。
もはや地面に着地してる?というレベル。
フロントエンドのデザインは、若干イタルデザインの「ゼロウノ」にも似ていますが、空力効率を最大限に確保することと最適化された超軽量構造により、走行性能を大幅に向上。
見た目のインパクトは、アストンマーティン「ヴァルキリー」並のぶっ飛んだ変態的デザインで、ボディパネルで覆われていない剥き出し感満載の一台ですね。

サイドデザインを見ていくと、ロングホイールベースにフロント・リヤのオーバーハングはショート気味。
フロントとリヤのホイールサイズ差が1インチ~2インチ程異なるようにも見えますね。
サイドパネルについては空力抵抗を考慮、ダクトが多く設けられていますが、もはや量産できるレベルのデザインではないように思えます。

リヤデザインについては、「ヴェネーノ」や「チェンテナリオ」を踏襲したかのようなリヤテールライトを採用しており、「アヴェンタドールS」のフロントエアインテークのようなスタイリングがリヤに生かされていますね。大型リヤウィングが装着されていないのは意外。
リヤもボディパネルで包まれておらず、一体どのような造りになっているのか気になるところ。

パワートレインについては、電気モータがベースになるとのことで、4つの車輪にそれぞれ1基のモータを搭載(具体的な出力値は不明ですが1,000psは確実にありそう)。各モータには、非常に高いピーク出力だけでなく、即効性があり運動エネルギーによる効果的な充電性能、そしてバッテリー劣化の低減といった目標に更なる開発が進められることとなります。

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Reference:motor1.com