次世代(2021年)モデルのトヨタ「86」/スバル「BRZ」には新エンジンが搭載予定

2020-05-26

トヨタとスバルが共同開発した後輪駆動(FR)スポーツクーペ「86(トヨタ)/BRZ(スバル)」が登場して約6年が経過しますが、遂に次世代モデルが2021年頃に登場するかもしれないとJapanTimesが明らかにしました。
これは確実な情報ではないものの、JapanTimesによると各モデルに搭載される既存の排気量2.0L 水平対向4気筒エンジンから排気量2.4L 水平対向4気筒NA or ターボエンジンへとアップグレードされる可能性が高いと言われています。


競合モデルとしては、マツダ「ロードスター/MX-5」の可能性が高いとして、更に「86/BRZ」共にパワーだけでなくコーナリング性能を向上させるために重心を更に低くする設計が行われると言われています(恐らくプラットフォームも大きく変化)。

その他の機能性については、UK(欧州連合)が先日公式発表した、交通事故等が発生した際に自動で緊急サービスへ連絡するシステム・eCallといった運転支援システムを標準的に導入する予定となっています。
なお、新たなインフォテイメントシステムへの置き換えや、ダッシュボード周りのマテリアルを一新したインテリアも検討されているとのことで、さらに高品質なスポーツクーペの登場が期待されています。

Reference:CARSCOOPS

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先週末、EU(欧州連合)にて全ての車両を対象に、事故を引き起こした場合は車両が自動で緊急サービスに連絡する機能を義務化することが明らかとなりました。
EUでは、全ての自動車メーカにおいてeCallと呼ばれる重大な道路交通事故が発生した場合に緊急サービスへ自動的にダイヤルする機能が設けられています。

eCallシステムは、事故の際にドライバが意識不明の重体であっても、電話をかけられる状況でなくても、車両の正確な位置を明確に判断し、そして事故の時刻及び方角(高速道路では最も重要)を伝達できるように細かく設定されています。
また、車内のeCallシステムボタンを押すことで手動で作動することも可能で、このボタン一つで緊急電話番号の112番にコールされます。

欧州自動車工業会(ACEA)の事務局長であるErik Jonnaert氏は、「新たなeCallルールは、緊急サービスの反応時間を短縮することによって多くの人命を救う可能性を導き出せる。そして、eCallの導入は、道路事故の影響を制限するための多くの開発の一つに過ぎない」と説明し、未来を見据えた事故を未然に防ぐことを強化する能動的安全技術として、道路の安全性を更に向上させる大きな可能性を秘めています。

更にACEAは、自動車の機能や強化だけでなく、運転訓練の改善や道路設計の思考、交通規制の強化などの安全への統合的なアプローチを追求。
eCallを全ての新車にて標準化することはもちろん、昨年末にも発表された通り、E.U.システムの標準化を目指していたThatcham Researchは、新車の70%がこの機能を標準化していないことを明らかにしており、自動車メーカへの積極的アプローチの一つとして更に安全意識を持った自動車のラインナップが行われると考えられます。

なお、国産メーカにおいてもこういった機能を早急に取入れたのがレクサスの「ヘルプネット」。
この機能は、突然の事故や急病時にオーナー自身で運転が不可能と判断したとき、車内にある緊急ボタンをプッシュすることで、レクサスが警察や消防へスピーディに接続する緊急通報サービスを行っています。しかも、このワンプッシュで登録ナンバーや現在位置などの情報をヘルプネットセンターへ自動送信する仕組みとなっていて、オーナーの命を救う機能として、車両本体価格に予め含められています。

【EN | Bosch CCU: eCall】

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