メルセデスが世界初となるAMGスピードウェイを韓国にオープン。ブランドの本質を体験する専用サーキットだ!【動画有】

2020-05-26

メルセデスベンツが、これからのモデルのテスト走行や顧客とのブランド価値を体感するための世界初となる専用サーキット・AMGスピードウェイを韓国にオープンしました。
このAMGスピードウェイは、韓国の首都・ソウルの江南(Gangnam)から38km離れたところにあり、1995年からサーキットコース構築に着手し一旦中断するも、その16年後に再構築され、遂に完成しました。


AMGスピードウェイは、サーキット周回の長さが4.3kmと非常に長いコースとなっており、サーキットコース以外にAMG専用ラウンジ、AMG専用ピットレーンやパドックエリアを設置しています。

AMGスピードウェイは、世界で初めてブランドの名を冠したサーキット場であり、これは主要市場の一つである韓国の重要性を強調しています。
ちなみに、AMGは全世界で131,970台のモデルが販売され、その内の3,206台が韓国にて販売されているわけですが、その販売比率は前年比56%増を記録。今後も販売比率を伸ばしていく国の最重要候補となっているため、韓国に建設されたと言われています。

そして、AMGオーナーとのコミュニケーションを図る場でもあり、AMG本来の性能とブランド価値を共有・体感できる唯一の場所でもあるとして、AMGにしかできない大きなメリットを生かした場所でもあります。

【[현장에서] 벤츠 타고 즐기는 서킷 체험 ‘AMG 스피드웨이’】

Reference:CARSCOOPS

関連記事:トヨタが日本に「スモール・ニュルブルクリンクサーキット」を建設。2019年初めに完成予定(2018/2/28投稿)

トヨタは、愛知県の広大(約2.5平方キロメートル=東京ドーム139個分)な土地に研究開発施設を含めた11種類のテストトラックを建設予定としていますが、その内の一つにドイツ・ニュルブルクリンクサーキットをイメージした、特別なコース(スモール・ニュルブルクリンクサーキット)が含まれていることが判明しており、2019年4月には建設が完了予定となっています。

このスモール・ニュルブルクリンクサーキットを建設する目的としては、高性能スポーツモデルを過酷な環境下にて操縦する際の安定性やブレーキ性能などをテストすることが主となっていますが、ドイツ・ニュルブルクリンクへの移動時間や開発コストの削減も含まれているでしょうね。

自動車ニュースサイトMotor1.comの情報によると、このニュルブルクリンクサーキットを模したコースは約5.3km/1周と、本家ドイツのコースよりも約1/4の距離となっていて、更には標高差も本家は1,000フィート(304m)に対し、今回のスモール・ニュルは約250フィート(約76.2m)と小さ目。
ただ、ニュルブルクリンクでの最もキツイとされるコースをピックアップしての建設となるため、かなり難易度の高いコース(ノルトシュライフェの一部)になることは間違いなく、テスト車両を幅広くテストするには持って来いのコースになることは間違いなさそう。
なお、全11種類のサーキットコースが建設完了するのは2023年と大分先となりますが、そもそも2019年までに最重要となるスモール・ニュルが完成するかも危うい状況なのだとか。
今後のトヨタのハイパフォーマンスモデルを含むテスト車両は、日本国内にテストされますが、もしかすると貴重なスポーツモデル等のテスト走行を間近で見ることが出来るかもしれませんね。