アストンマーティン「DB11 AMR」登場。世界限定100台のみ、エンジン出力630馬力、0-100km/hの加速時間は3.7秒

2020-05-26

先日、アストンマーティンが同社公式ホームページのメディアサイトリンクに誤って「DB11 AMR」専用ページを公開してしまった模様をお伝えしましたが、今回早くもそのモデルが正式発表されました。
「DB11 AMR」は、AMR(Aston Martin Racing)パフォーマンスセンターの開設時期に明らかにされ、あらゆるパネルやステッチからエレガンスさを引き出され、デザイン的にレーシングモデルとしては程遠い珍しく落ち着いた仕上がりになっています。


「DB11 AMR」には、自社製となる排気量5.2L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力630hp、最大トルク700Nmを発揮。
トランスミッションはエンジン出力向上に沿って8速ATトランスミッションを再調整しています。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間は3.7秒、最高時速は334km/hにまで到達します(従来V12搭載「DB11」よりも13km/h速い)。

アストンマーティンは、「DB11 AMR」のサスペンションが「DB11」の優しい乗り心地を損なうことなく、サーキットに適した最適な乗り心地へと調整しているとのことですが、この辺りは各モデルの乗り心地を比較しないとわからないかもしれません。

「DB11 AMR」は、ハイパフォーマンスモデルに位置しますが、ランボルギーニやフェラーリ程派手ではなく寧ろ控えめ。
大型リヤウィングを搭載するわけではありませんが、ボディワークとシームレスに流れるカーボンファイバアクセントがふんだんに盛り込まれています。

なお、外観としてはメタリックグレーのボディカラーとカーボンファイバ製?と思われるルーフ、イエローのセンターストライプ&ディテールアクセントを追加したフロントボンネットやフロントスプリッター、リヤディフューザー、ブレーキキャリパを設定しています。

インテリアはAMR Signature Editionの一部で、ダークナイトのブラックレザーとイエローのアクセントが加えられています(外観と統一)。
その他には、カーボンファイバ製ダッシュボード、カーボンとサテンダーククロムのミックストリムを設定します。

なお、この「DB11 AMR」は世界限定100台のみ、約3,030万円からの販売となります。

【DB11 AMR – Beautiful dialled up to Eleven | Aston Martin】

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Reference:autoevolution