テスラ「モデル3」が北米以外にてクラッシュ第一号に。場所はギリシャ、オートパイロット走行時に発生【動画有】

2020-05-26

アメリカの電気自動車製造メーカ・テスラのエントリーモデル「モデル3」が、5月25日にギリシャ北部にてクラッシュしていたことが判明(恐らく北米以外で「モデル3」がクラッシュしたのは、これが第一号になる)。
しかも、このクラッシュ時にはテスラの半自律走行システムであるオートパイロットが作動していたとのこと。


今回クラッシュした「モデル3」は、納車してから約半年が経過していますが、既に25か国を旅しており、走行距離にして約39,000km走行済みとのこと。
ドライバは、オートパイロット機能を多数利用することが多かったのですが、今回の事故では「モデル3」が急に右に曲がり、警告無しで高速道路出口に向かい、速度制限となる時速120km/hよりも遅い速度にて走行したとドライバは主張。

ただ、その際に周りに対して十分な注意を払っていたかどうかについてははっきりしておらず、ドライバはもしかすると居眠り運転をしていた可能性があるとの指摘も。
今回の事故を起こしたとされるXue氏のFacebookでは、実際に「モデル3」が勝手に高速道路出口に向かって走行していく動画が公開されていますが、視界は非常に良好で、天候も良く、路面は完全に乾燥していることから、環境上の問題はかなり低いものと推測されます。

なお、今回のクラッシュにより、フロントホイールが完全に損傷してしまい、フロントアクスルの位置がズレて、車体自体にも大きく損傷していることが確認できます。
テスラ「モデル3」は、未だアメリカとカナダ以外の国での運転は承認されていないため、今回の事故が100%テスラに問題があるか?といわれると非常に難しく、テスラ側としても、未だコネクトサービスや道路状況を把握出来ていない上に、公道での走行承認を得ていない個体を走らせること自体が違反であるとして、あくまでもドライバ側に責任があることを主張しています。

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Reference:CARSCOOPS