ベースは「GT-R Nismo」。日産とイタルデザインが50周年を祝う共同開発モデル「GT-R 50 by Italdesign」が世界初公開

2020-05-26

突如登場した究極の「GT-R」

日産とイタルデザインが、「GT-R」誕生50周年を記念した特別モデルとして共同開発を進めてきた「GT-R 50 by Italdesign」を世界初公開しました。
この個体は、日産のハイパフォーマンスモデル「GT-R Nismo」をベースにしたワンオフ・プロトタイプモデルとして設計・開発・組立てられ、来月ヨーロッパにてデビューする予定となっています。

この「GT-R 50 by Italdesign」は、特徴的ともいえるゴールドのディテールアクセントや、顕著ともいえるフロントボンネットのパワーバルジ、薄型のLEDヘッドライト、そして「GT-R Nismo」よりも54mm低いルーフライン、リヤウィンドウに向けて急傾斜ともいえるレーキ、中空センサーを持つデュアルフローリングテールライトを搭載します。


ボディカラーもある意味究極

今回登場している個体のボディカラーは、日産が”リキッド・キネティック・グレイ”と名付けた特別な塗料で、ここに”エネルゲティック・シグマ・ゴールド”のアクセントが加えられ、ホイールはカスタム式の21インチ大口径アルミホイールを装着しています。

インテリアは日産「GT-R」では実現できないほどのカスタムも

インテリアは、ブラックアルカンターラとブラックレザーのバイマテリアルスポーツシートを採用しつつ、全く異なるデザインのダッシュボードが設定され、インストルメントクラスターが全てデジタル化されています。
そして、よりスポーティ且つスパルタンな仕上がりとするために、センターコンソールやインストルメントパネル、ドアライニングには2種類のカーボンフィニッシュが採用されています。

エアコンの吹き出し口周りにも、ゴールドのディテールアクセントが加えられていますが、これは外観の”エネルゲティック・シグマ・ゴールド”と全く同じカラーとなります。

エンジン出力は700馬力超え、もはや化け物

パワートレインについては、排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、GT3コンペティション仕様のVTECターボ、より大きなインタークーラーを備えたNismo仕様のアップグレード版で、ヘビーデューティクランクシャフトやピストン、コネクティングロッド、ベアリング、高流量ピストンジェット、カムシャフトプロファイルを改良することで、最高出力720ps/7,100rpm、最大トルク780Nm/5,600rpmを発揮します。

トランスミッションは6速DCTを更に強化し、より強力なディファレンシャルとドライブシャフトにより、ダイナミック且つ安全に四輪駆動(AWD)へと伝達されます。
サスペンションはBilstein DampTronicの調節可能なダンパーを採用しています。
何とも規格外ともいえるワンオフプロトタイプモデルの「GT-R」ですが、恐らく今まで登場してきた正規モデルの中では、圧倒的ともいえる公道モデルではないかと思えますし、そして「GT-R」の幅の広さが際立つモデルであることが伺えますね。

【The Nissan GT-R50 by Italdesign】

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Reference:CARSCOOPS