2018年モデル・日産「GT-R NISMO GT3」が登場。性能アップに加えてオプションでエアコン設定も可能に

2022-06-29

日産のハイパフォーマンスレーシングモデル「GT-R NISMO GT3」の2018年モデルが遂に登場。
この個体は、前後の重量配分を最適化と低重心化、それに加えて従来の排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力550ps、最大トルク637Nmを発揮します。


改良された点としては、ビークルダイナミクスを改善した新型スポーツサスペンションを開発。これに加えてねじり剛性と曲げ剛性を高めた新たなクロスメンバー、”耐久性と信頼性を向上”を約束した強力なブレーキを装備します。

「GT-R NISMO GT3」は、レース専用に設計されていますが、2018年モデルでは、エアコンシステムがオプションにて設定可能となっており、独自のA/Cユニットを搭載することで、長時間の耐久レースでも快適にドライビングすることが可能となります。

今回の改良は非常に軽微ではありますが、競争力の強化を図る意味でも重要な改良であるとして、「GT-R」の強みでもある、どのサーキットやブランドのタイヤであっても、安定性とスピードを追求することができる一台となります。
なお、この個体は完全受注生産型で、初出荷は2019年1月に開始予定となっており、価格帯としては6,000万円からとなっています。

Reference:CARSCOOPS

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先日、イタリア・モンツァにて度々目撃された「911GT2RS」のレーシングモデルと思われる開発車両ですが、どうやらポルシェの最新レーシングモデル「911GT3R」として世界デビューすることが判明しました。
この個体は、「911GT3RS」をベースに軽量ボディ構造となるアルミニウムとスチールの複合材を採用し、CFRP製フード、ルーフ、フェアリング、ホイールアーチ、ドア、サイドテールセクション、リヤライド、ポリカーボネートウィンドウを備えています。

ポルシェによると、今回のレーシングモデルではドアサイドウィンドウは完全に取り外すことが可能で、再調整されたフロントシートやコックピット、6点式ハーネス、ペダルボックスを備えたバケットシートを装備します。
また、カーボンファイバーケブラーアルミ製の構造で、エネルギー吸収プラスチックフォームをドライバのドア内に配置します。

なお、今回の最新レーシングモデル「911GT3R」では、実用性においても飛躍的に向上しており、サーキット走行中のドライバーの集中力と一定のパフォーマンスを維持するために空調(エアコン)機能を完備。
ポルシェによれば「これは理想的な室内冷却を保証し、シートとドライバのヘルメットへの直接接続により、ドライバーへの効率的な冷却を可能にする」とのこと。

このモデルは、前身と比較していくつかの変更が加えられています。
例えば、走行中に重要とされるフロントアクスルの周長を650mmから680mmに拡大することで空力特性を改善し、新たなダブルウィッシュボーンサスペンションと改良されたブレーキシステムにより、走行性能を飛躍的に向上。

パワートレインは、最新モデル「911GT3RS」と同様の排気量4.0L 水平対向6気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力550psにチューンアップ、トランスミッションは6速シーケンシャルトランスミッションを搭載します。
ちなみに、サーキットのレイアウトに応じて、燃料補給用の給油口を左側又は右側に配置することも可能で、最大120Lもの燃料を補給することが可能です。
価格帯としては、約6,100万円からとなっており、今年の12月から納車がスタートします。