世界最速の”ヤバい”芝刈り機、その速度は241km/h。ホンダ「Mean Mower V2」がグッドウッドを走る【動画有】
グッドウッドにて、とんでもない”芝刈り機”現る
先日より開催のイギリス・グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2018にて、世界最速の称号を持つ芝刈り機・ホンダ「Mean Mower(芝刈り機)V2」がタイムアタックに挑戦。
この個体は、ホンダが当初開発した「Mean Mower」の後継モデルで、その最高速度は初代モデルの188km/hを遥かに上回る241km/hにまで到達します。
エンジンベースはモーターサイクルの「CBR1000RR」
「Mean Mower V2」は、BTCCのレースパートナーであるTeam Dynamicsとの協力により、ホンダのモーターサイクルモデル「CBR1000RRファイアブレード」に採用の排気量1.0L 4サイクル
水冷DOHC4バルブ直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力189ps／13,000rpm、最大トルク116Nm／11,000rpmを発揮します。
「Mean Mower V2」の重量は僅か69.1kgと非常に軽量のため、パワーウェイトレシオ比は0.366ps/kgと驚異的なスペックを持ちます。
装着されるパーツとしては、カーボンパドル(←コレ必要？)やSparcoステアリングホイール、3Dプリントエアボックス、Goldspeed ATVの10インチアルミホイール、Floscoのフレーズシフトシステムと芝刈り機には不必要といえるものばかり。
それ以外には、6速ATやクラッチ、ECU、フロント4ポット・リヤ6ポットキャリパ、T45スチールシャシー等、とにかくヤバ過ぎる装備となっています。
もはや芝刈り機の概念をぶっ壊してしまった「Mean Mower V2」ですが、グッドウッドレースではホイールスピンさせながらも驚異的な加速力で一気に通過していきます。
ゴーカートのようなシュールな映像ではありますが、一応これでも芝はしっかりと刈(駆)ることができるとのことで…。
個人的には、この芝刈り機を使ってグッドウッドの芝生を超高速にて清掃しながらゴールすれば、間違いなく盛り上がったんじゃないかなぁと考えたりしますね。
【World’s fastest lawn mower cuts through FOS hill】
ホンダはこんな芝刈り機も公開していた。
関連記事：ホンダ「シビック・タイプR」風の芝刈り機が登場。フロントヘッドライトとリヤテールにはLED40個以上も使用(2017/9/11投稿)
ホンダ・アメリカは、「シビック・タイプR」の誕生25周年を記念して、自動芝刈り機「Miimo(ミーモ)」を公開しました。
種類としては、「シビック・タイプR」仕様とバイクのFireblade仕様の2種類を発表しており、いずれも約30万円からの販売となります。
ただ、非常に残念なことに、これらの個体は「シビック・タイプR」よりも購入することが難しいとのことで、その理由としては、「Miimo(ミーモ)」の中央に被せられている材質がカーボンファイバ製カバーであり、「シビック・タイプR」仕様に至ってはカーボンファイバ製の大型リヤウィングが装着されるということで、年間に製造できる台数がかなり限られてしまうとのこと。
おまけに、軽量化に軽量化を重ねたステンレス製3パイプ(センターパイプだけ異径であるところも、かなりの再現度)式のエキゾーストシステムも内蔵。
驚くことに、フロントヘッドライトとリヤテールライトには小型LEDが40個以上も付いているというのが驚き、明らかにコストをかけるべきところを間違えているようにも感じますが、このあたりは拘りのデザイン料として受け止めた方が良さそうです(ちなみに、Fireblade仕様は更に5つのLEDが追加されている模様)。
それ以外の機能としては、360度全てを見渡せるような高感度センサーを装備し、これたった一台で芝生のあらゆるところをクリーンに。
駆動方式はリチウムイオンバッテリー(残念ながらFFではない)となっており、レベル30％以下に低下したところで、ドッキングステーションに向かって自動的に充電しにいくようにもなっています。
もちろん、この個体は、人やペット等の障害物にもしっかりと反応し、止まったり、人がいないところに向かって回ったりと様々なパターンにて処理できるようプログラミングされ、更には盗難防止システムとして、この個体が持ち上げられた際には、持ち主に対して緊急通知が来るようにもなっています。
残念ながら、直列4気筒V-TECターボエンジンは搭載していないため、その加速力を実感することはできませんが、この個体ならではのインテリジェンス且つ強力なパワーが自宅の芝生を綺麗に清掃してくれるのだと思います。