中国限定3台のみ・最後のパガーニ「ウアイラ・ディナスティア」がもうじき納車

2020-05-26

最後の「ウアイラ・ディナスティア」が遂に完成

パガーニの中国専売モデルで僅か3台のみ販売された「ウアイラ・ディナスティア」の最後のモデルがもうすぐ納車する模様。
この個体は、2015年に中国カスタマーの要求に応えるべく専門部門を立上げ作られたモデルで、既に2016年には2台のモデルが中国オーナーへと納車済みとなっています。

「ウアイラ・ディナスティア」は、3台とも全てカラーが異なっており、ブルー・カーボンを採用した”水の龍”を意味する「Baxia(覇下)」、パープル・カーボンを採用した”戦士の龍”を意味する「Yazi(睚眦)」、そして今回遅れて納車する予定のゴールド・カーボンを採用した”火や雨を見守る龍”を意味する「Chiwen(鴟吻)」となります。

この「ウアイラ」には、もう一つ特別なデザインが必要

今回、イタリア・ミラノ空港にて「ウアイラ・ディナスティア(鴟吻)」の出荷準備が整えられたスクープ画像が公開されていますが、この限定モデルの象徴ともいえるドラゴンの刺繍がドアサイドパネルにはありません。

”ディナスティア”とは、「王朝」という意味を持っており、北京の紫禁城にある九龍壁からインスピレーションを得たモデルでもあるため、ドラゴンの刺繍は「ウアイラ・ディナスティア」には必須とも言えるデザインとなります。
もしかすると、中国のパガーニディーラに到着した際に整備の上で専属の職人さんが刺繍を施すのかもしれませんが、噂によればその刺繍を入れるだけで500万円以上、工数にして半月~1か月とも言われています。

こちらは特別仕様のテールフィンやリヤウィング等。
テールフィンにはゴールドの刺繍が施されていますが、これだけでも100万円以上の工賃が発生します(とにかく一つ一つのオプションがとんでもなく高価)。

「ウアイラ・ディナスティア」のパワートレインは、排気量6.0L AMG製V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力730ps/5,000rpm、最大トルク1,000Nm/3,500rpmを発揮。
足元には、最新の21インチ鍛造アルミホイールを装着され、その他にはカーボンをフル活用した新デザインのフロントスプリッターやウィングレット、大型フロントリップ、ディープなサイドスカート、チタン製エキゾーストシステムが設定されています。

実は日本にも来ていた「ウアイラ・ディナスティア」

こちらは先日、鈴鹿サーキットのイベントにて登場した2台目の「ウアイラ・ディナスティア・Yazi(睚眦)」。
上記の通り、パープルのカーボンファイバボディが特徴となっています。

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Reference:TheSupercarBlog.com