メルセデスベンツ「Aクラス・セダン」のティーザー画像公開。抗力係数は量産車として世界最小の0.22を実現

2020-05-26

「Aクラス・セダン」が今年中に登場

中国専売モデルとなるロングホイールベースモデル・メルセデスベンツ「AクラスL・セダン」が発表されて約3か月が経過しましたが、この度全世界の市場を対象に販売されるグローバルモデルの「Aクラス・セダン」が2018年末に販売されることが判明し、これに加えてティーザー画像が公開。

今回販売される「Aクラス・セダン」は、量産車でありながらも空気抵抗値を示す抗力係数Cd値が僅か0.22と小さく、これは同社「CLAクラス」と同等レベルであり、更には量産車としては世界で最も空気抵抗の小さい1台となります。

とにかくトライ&エラーを繰返して抗力係数を最小値に

この個体の空力抵抗を最小限にするためには、とてつもない回数と時間を費やしての風洞テストが行われました。
その中でも工夫が施されているのがフロント・リヤスポイラーで、空力学的に最適化のためにタイヤ周りの空気の流れを徹底的に調査し、度重なる微調整が行われました。

もちろん、タイヤ周りの空力特性を考慮するということは、タイヤも専用設計が必要となりますが、メルセデスベンツはラジエータグリルの後ろには2つの部分からなるシャッターシステムを搭載し、エンジンベイを流れる空気量を減らすことができるようになっているとのこと。

その他には可能な限り滑らかなセダンを生み出すために、ヘッドライト周辺のシーリングも改良を施し、車両のアンダーボディのパネルも最適な形状へと改良しているとのこと。
なお、「Aクラス・セダン」はハッチバックタイプのホイールベースやエンジン、安全キット、テクノロジーを継承しつつ、MBUXインフォテイメントシステムといった最新オプションを設定擦る予定となっています。

世界で最もCd値の低いモデルは?

ちなみに、世界で最も小さい抗力係数を示すモデルといえば、フォルクスワーゲンのディーゼルハイブリッドモデル「XL1」(Cd値:0.19)が有名ですが、この個体は僅か250台しか製造されなかった限定モデルとなります。

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Reference:motor1.com