ランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ」のニュル最速記録の瞬間をオンボードカメラにて。併せてパワーウェイトレシオ比は1.98kg/hpであることが判明【動画有】

2020-05-26

「アヴェンタドールSVJ」の最速記録の瞬間をオンボードカメラにて公開

昨日、ランボルギーニの最終ハードコアモデル「アヴェンタドールSVJ」が、ドイツ・ニュルブルクリンクでのラップタイムを6分44.97秒にて更新し、ポルシェ「911GT2RS」の記録である6分47.3秒を正式に上回ったことをお伝えしましたが、今回「アヴェンタドールSVJ」が生み出したその記録の瞬間であるオンボード映像が追加公開されました。


”改善”がラップレコード更新を生んだ

今回「アヴェンタドールSVJ」のドライバを担当したのはMarco Mapelli氏で、過去にもランボルギーニのテストドライバとして活躍した人物。
やはり量産車最速記録を更新しただけあって”とにかく速く、とにかく安定”していますね。
「911GT2RS」よりも2.3秒速くクリアした「アヴェンタドールSVJ」ですが、トータル的にカーブを通過した後の直線での立上りは非常に速く、それだけ同車の体制の立て直しと横Gに耐え得るボディと足回りの強化、そして空気抵抗を最小限に抑えることでスムーズな加速へと誘うAerodinamica Lamborghini Attiva(ALA)技術が、今回の記録更新に大きく貢献したのではないかと推測しています。

パワーウェイトレシオ比はやはり2以下!

ちなみに、今回のオンボード映像の公開に加えて、「アヴェンタドールSVJ」の追加情報として、パワーウェイトレシオ比が1.98kg/hpと最高の重量比であることが発覚しました。
この個体は、「ウラカン・ペルフォルマンテ」にてデビューしたALAよりも大幅に改善されていると付け加えており、更には四輪&後輪駆動システム(4WS)、ESCシステムの向上と、シャシーの再設計、「アヴェンタドールSV」よりもアップグレードしたステアリング性能、そして特別に開発されたピレリPゼロコルサタイヤ(オプションではスーパースティッキーPゼロトロフェオRセット)によって圧倒的なスペックを持つ一台へと進化します。

なお、上記のパワーウェイトレシオ比から考えられる「アヴェンタドールSVJ」のパワートレインは、排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力759hp(770ps)を発揮すると予想しており、これに合わせて車体重量は1,524kgになるものと考えられます(SVよりも僅か1kg軽量化)。
8月には明らかとなる同車のデザインとスペックですが、現時点でもニュル市販車最速の称号を得た以上、ブランド価値と注目度が更に上がることは間違いなさそうです。

【ニュルブルクリンク・ラップレコードランキング(市販車両)】
1. ランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ」・・・6分45.97秒
2. ポルシェ「911GT2RS」・・・6分47.3秒
3. ランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」・・・6分52.01秒
4. ポルシェ「918スパイダー」・・・6分56.08秒
5. ポルシェ「911GT3RS」・・・6分56.4秒
6. ランボルギーニ「アヴェンタドールSV」・・・6分59.73秒
↓↓↓レーシングモデルの周回記録↓↓↓
(番外1). ポルシェ「919ハイブリッドEvo」・・・5分19.55秒
(番外2). ポルシェ「956C」・・・6分11.13秒

【Lamborghini Aventador SVJ full onboard record lap at Nürburgring】

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Reference:CARSCOOPS