キャデラックCT6-V」にV8ツインターボエンジン採用へ。ちなみにエンジン名は「ブラックウィング」

2020-05-26

「CT6-V」に最新ダウンサイジングターボエンジン搭載へ

今年初めに登場したキャデラックのセダンモデル「CT6」が、本格的なVスポーツモデルの一員として新たに加わり、ハイパフォーマンスセダン「CT6-V」として登場することがわかりました。
そして、この個体に搭載されるエンジンが、排気量4.2L V型8気筒ツインターボエンジンにダウンサイジング化されたわけですが、そのエンジンには「ブラックウィング(Blackwing)」という愛称が付けられているとのこと。


「ブラックウィング」はどれだけのパワーを発揮する

このブラックウィングエンジンは、キャデラックの全く新しいデザインであり、性能分野ではいくつかのノッチを大きく上回っています。
従来採用されている排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンでは、最高出力404hpを発揮するのですが、今回のブラックウィングエンジンは、アルミニウム製エンジンを採用することで軽量化され、更にパワーアップして最高出力550hp/最大トルク850Nmとスーパーカー並のスペックを持ちます。

外観としては、2つのシリンダバンクの間にエキゾーストマニホールドが配置された状態で、キャデラック独自のV設計と呼ばれるものを採用。
ツインスクロールのターボチャージャーエンジンは、エンジン上部のマニホールドにも組み込まれているため、ターボラグの低減と非常にコンパクトなDOHCパワープラントが作られています。

フルスピードでは、それらのターボは最大20ポンドのブーストを加えることが可能となります。

なお、ブラックウィングを開発したチーフエンジニアのヨルダン・リー氏は、「全く新しいエンジンを設計することは、CT6-Vの性能目標を達成する最良の方法である。キャデラックの定評のあるターボチャージャーノウハウを基盤にし、優れた性能と洗練をもたらす革新的な機能を備えた新しい地盤を作りだしていきます」とコメント。

また、「CT6-V」はエンジンがアップグレードされるだけでなく、ホイールや駆動システムに加えて、トリック・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを取得し、磁気ライド・コントロール・サスペンションとアップグレードされたブレンボ製ブレーキにより、究極の足回りを提供します。

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Reference:motor1.com