ピニンファリーナとRimacが技術的なパートナーシップを契約。更にはポルシェや元F1レーサーを引抜き経営体制を強化することに

2020-05-26

ピニンファリーナ「PF0」は最強のEVハイパーカーに進化する?

以前開催されたペブルビーチにて、ピニンファリーナ・オートモビリ(Automobili Pininfarina)が最重要顧客と見込んだユーザーに対し、同社の最新EVハイパーカー「PF0」に関するプライベートイベントが行われ、このモデルの詳細が公開されました。

「PF0」は、2020年に登場する最新モデルで、0-100km/hの加速時間は2秒未満、最高時速402km/hを超え、更に航続可能距離は483km以上の大容量バッテリを搭載します。


何と、「PF0」の電気系統にはRimac製の技術を採用

ピニンファリーナは、EVハイパーカーを製造することでも有名なクロアチアの新興メーカであるRimacと技術的なパートナーシップ契約を結び、電気駆動系統やバッテリパック、ソフトウェア、そしてハードウェアを「PF0」に採用することが明らかとなりました。

採用するのは技術だけでなく「人」も

今回のパートナシック契約の決定に加えて、3人の重要人物も引き抜かれることに。
一人目は、究極のEVハイパーカーを開発していたファラデー・フューチャーにて、電気工学及びプラットフォーム戦略の上級ディレクターや、ポルシェのEVスポーツモデル「テイカン」の起源となった「ミッションE」のチームリーダも務めたクリスチャン・チョン氏がピニンファリーナの最高技術責任者として引抜き。

二人目は、ポルシェのレースカープログラムのチーフエンジニアや、パガーニとブガッティのシャシーや車両レイアウト、パッケージングを担当していたピーター・トツァー氏をシニアテクニカルアドバイザーとして引抜。

そして最後は、元F1ドライバでモータースポーツの世界でも20年以上の経歴を持つニック・ハイドフェルド氏も引抜かれていました(これは正直驚いた)。
これにより、ピニンファリーナの経営体制を強化することに。

なお、ピニンファリーナは、ドイツ・ミュンヘンに拠点を置くことで、サプライヤやエンジンイアリングネットワークへのアクセスを向上させることを目標とし、ピニンファリーナSpAの本拠地であるノース・イタリアへのアクセス向上にもつなげていく計画を持っていくとのことです。

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Reference:CARSCOOPS