ブガッティCEOが明言「ハイブリッドSUVを検討中だ。今後は排出量を減らしていく必要がある」
ブガッティはハイブリッドSUVを検討中
先日より開催中のパリモーターショー2018にて、ブガッティは世界限定40台のみ・価格約6.4億円のコーナリング特化型「ディーヴォ」を公開しましたが、加えてこのモーターショーにてハイブリッドSUVを検討中であることもAutomotive News Europeとのインタビューにて明らかにしました。
W16エンジンはもはや絶滅危惧種
スーパースポーツブランドのSUVといえば、アストンマーティ「DBX」やフェラーリ「Purosangue(プロサングエ)」といったクロスオーバーが発表されており、ランボルギーニもSSUV「ウルス」を販売済み。
ブガッティも、プレミアムSUV市場に参入するとともに、企業の将来的な変革を必要とするため、中核となっているW型16気筒クワッドターボエンジンよりも、別のエンジンの準備を進めているとのこと。
これについて、ブガッティCEOのステファン・ヴィンケルマン氏は「ブガッティは今後、排出量を減らすことに専念し、環境に適した車を製造していくことを世界に示していく必要がある」と説明し、今後はブガッティ社が低排出量エンジン搭載型のモデルも販売していくメーカであることも説得していく必要があることも示唆しています。
従って、ブガッティの考えるハイブリッドSUVモデルは、確実に排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンを搭載することは無く、排出量の社会的受容を考慮したエンジンの候補に、V型8気筒ツインターボといったダウンサイジングターボの選択肢も含まれいることは当然だと推測。
但し、ブガッティはフェラーリやランボルギーニのように、「SUV=求めやすい価格帯」になることはまず考えにくく、上位顧客をターゲットにすることは変わらないと思われ、そう考える価格帯は1億に到達してもおかしくないレベルだと考えられます。
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Reference:CARSCOOPS