これで3度目。ハイブリッドシステムに不具合があるとしてトヨタ「プリウス」に約125万台のリコール

2020-05-26

「プリウス」に3度目のリコール発令

自動車ニュースサイト・Responseより、トヨタ「プリウス」にリコール。
リコールの内容としては、ハイブリッドシステムに不具合があるとして、ハイブリッドシステムにおいて、異常判定時の制御プログラムが不適切なために、急加速時等の高負荷走行中に昇圧回路の素子が損傷した場合、フェールセーフモードに移行すべきところ、移行できないことがあるとのこと。
そのため、警告灯が点灯しハイブリッドシステムが停止して、走行不能となるおそれがあるとして、リコールを発令。


台数は致命的ともいえる約125万台

リコールの対象となるのは、2009年3月23日~2014年11月12日に製造された「プリウス」の1車種で、1,249,662台がリコールとなります。

改善措置として、全車両、制御ソフトを対策仕様に修正する。制御ソフト修正後に素子が損傷して警告灯が点灯した場合は、電力変換器(DC-ACインバータ)のモジュールを無償交換する、リコール作業を行うとのこと(不具合0件・事故0件)。

なお、今回のリコールにてトヨタでは2014年2月に「プリウス」のハイブリッドシステムに起因する不具合が308件発生したため、997,000台を対象にリコールを提出。
その後、2015年7月に「プリウスα」とダイハツ「メビウス」にも同様の不具合が78件も発生したとして、342,401台を追加リコール。
そして今回、改善措置に一部不備があったとして、その内容を修正して3度目のリコールを提出しています。

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