転売禁止のはずのフェラーリ・ワンオフモデル「SP30」が中古車市場の次はオークションにて出品へ。一切走らせていない極上品だ

2020-05-27

あの転売禁止のはずの「SP30」が今度はオークションに登場

昨年2018年9月頃、フェラーリ「599GTBフィオラノ」をベースにした走行距離僅か113kmしか走られていないスペシャルワンオフモデル「SP30」が中古車市場にて販売されていましたが、すぐに売り切れとなり今度は来月2月のパリ・RMSothebysオークションの目玉モデルとして出品されることが明らかになりました。

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改めて「SP30」を見ていこう

コチラの個体、2012年にフェラーリ・スペシャルプロジェクト部門によって、アラブ首長国連邦の石油化学会トップに君臨するCheerag Arya氏のためだけに特別に開発された唯一のワンオフモデルで、上記にもある通り「599GTBフィオラノ」をベースにしながらも「F12ベルリネッタ/812スーパーファスト」を一足早く取り入れたかのような不思議な一台となっています。

ただ、こうした「SPシリーズ」というのは基本的に転売禁止となっているはずなのですが、転売禁止のモデルが中古車市場とオークションにて出品されるのは非常に珍しく、今後同じように「SPシリーズ」が登場することはまず無さそう(チャリティオークション等で登場するのであれば話は別ですが…)
そもそも中古車市場にて、どういった理由で販売されたのかが気になるところですし、規約に反したCheerag Arya氏は今後もフェラーリのスペチアーレモデルやワンオフモデルをオーダーすることが可能なのかも気になるところ。

インテリアはこんな感じ。
ライトグレーをメインに、ダークグレーのアクセントカラーが加わったアルカンターラシートを採用。
それ以外には、エアコンの吹き出し口等にワインレッドのようなアクセントカラーが加えられ非常にアダルティ。

ちなみに、「SP30」の後継モデルにあたるのが「F12ベルリネッタ」になるのですが、厳密には「F12ベルリネッタ」のデザイン言語の先駆けとなったのが「SP30」だと言われています。
そして、「SPシリーズ」は基本的に2.5億円以上からオーダー可能であるものの、やはり特別なデザインとスタイリングを持つ一台なので最低でも2年の納期はかかると言われています。
この「SP30」もその類なので、今回出品されるオークションでは、高確率で販売価格よりも高額になると予想されています。

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Reference:Zero2Turbo