5,000馬力超えの「デヴェル・シックスティーン(Devel Sixteen)」はお金があっても買えないことが判明。しかも現在納期は2年待ち

2020-05-27

「デヴェル・シックスティーン」はお金があっても買えない。しかも納期も長いぞ!

2月15日より開催中のカナダ・モントリオールオートショー2019にて、中東が生み出した環境法規制完全無視のハイパースポーツモデル・Devel Motors(デヴェル・モータース)の2ドアスポーツクーペ「デヴェル・シックスティーン(Devel Sixteen)」が出展されています。

遂にこの個体が2019年後半より生産スタートすることが明らかになっていますが、Devel MotorsのMajid Al Attar氏によれば、「デヴェル・シックスティーンを購入するためには、ただ単にお金があっても購入はできない。買い手が車を選ぶのではなく、車が買い手を選ぶ。しかも今現在の納期は2年待ちだ」と説明しており、おそらく「ラ・フェラーリ」やブガッティ「ヴェイロン/シロン」、「フォードGT」のように、Devel Motorsが掲げる条件・審査をクリアしない限りは購入できないシステムを設けたのかもしれませんね。


改めて「デヴェル・シックスティーン」のグレードと価格はこうなっている

ちなみ「デヴェル・シックスティーン」のグレードとその価格帯を改めて記載していきます。

まず、V型8気筒エンジンを搭載する最高出力2,000ps仕様の”エントリーレベル”と、同エンジンを搭載する最高出力3,000ps仕様の”レーシングヴァージョン”、そして本気のトラック向けとなる排気量12.3L V型16気筒クワッドターボエンジン搭載の最高出力5,007ps超えの最強モデルとなる3種類のグレードでのラインナップとなります。

価格帯については、V型8気筒ツインターボエンジンを搭載する最高出力2,000psの”エントリーレベル”は、1.9億円からの価格設定となっており、注文後約2年間の納期がかかると言われています。

続いては、同じV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力3,043ps仕様に引き上げられた”レーシングヴァージョン”は、約2.24億円とのことで、エントリーレベルに比べてわずかに3,000万円程の価格上昇となりますが、そこまで大きな差ではないように感じられます(それでもスーパーカー1台購入できる価格差ですが…)。

そして、最後は排気量12.3L V型16気筒クワッドターボエンジンを搭載するトラック向けモデルは、最高出力5,78ps/最大トルク5,094Nmを発揮。。最高時速は515km/hにまで到達するとのことですが、そもそもこのスペックに見合ったタイヤが開発されていない、せいぜい発揮できたとしても450km/hぐらいまででしょうね。
なおトラック向けモデルの価格帯は2.64億円とこちらはレーシングヴァージョンに比べて約4,000万円の上昇、エントリーレベルよりも約7,000万円の上昇となりますね(正直トラック向けモデルは5億円以上の価格になると思っていた)。

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Reference:CARSCOOPS