アストンマーティン「DB4 GT Zagato Continuation(ザガート・コンティニュエイション)」が生産開始へ。その生産過程は60年ほど前の技法をそのまま継承した原始的なものだった!

2020-05-27

~超高額モデルの「DB4 GT Zagato Continuation」が遂に生産スタート

アストンマーティンとのコラボでも有名なイタリアのデザインハウス・ザガート(Zagato)の創立100周年記念に加え、アストンマーティン×ザガートとの結成60周年を記念する特別コラボモデル「DBZ Centenary Collection」。

「DBZ Centenary Collection」は、世界限定19台のみ、価格にして約8.9億円にて販売されたモデルで、「DBS GT Zagato」と「DB4 GT Zagato Continuation(ザガート・コンティニュエイション)」が必ずセットになっています(2台同時に所有できる)。
今回、その中でレトロデザインを見事に踏襲した「DB4 GT Zagato Continuation」が生産スタートしたとのことで、その生産過程の一部が公開されています。


~生産過程は当時の技法をそのまま引き継ぐことに~

今回公開されている個体は、イギリス・バッキンガムシャー州のニューポートパグネルにあるヘリテージ部門本部にて製造されており、てっきり近代的な生産方法に行われるのかと思いきや、まさかの60年ほど前に製造された技法を踏襲した原始的な生産方法を採用していることが判明。
敢えて電子機械を使用するのではなく、過去に使用されていたトンカチなどを使用することで、職人が経験と勘で製造したクラシックな一台になることが期待されています。

気になるパワートレインについては、2つの点火プラグを備えた直列5気筒エンジンが搭載され、最高出力380hpを発揮、トランスミッションは4速MT、リミテッド・スリップ・ディファレンシャルが搭載される可能性が高いと言われています。

~一方の「DBS GT Zagato」は先進性満載!~

ちなみに、もう一つ製造される「DBS GT Zagato」は「DBSスーパーレッジェーラ」をベースにした一台。
パワートレインは、排気量5.2L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力725ps/最大トルク900Nmを発揮します。
トランスミッションは8速ATで、パフォーマンスとしては0-100km/hの加速時間が3.5秒、最高時速は339km/hにまで到達することから、先ほど「DB4 GT Zagato Continuation」とはまるで造りやスペックも大きく異なりますね。

納車時期については、「DB4 GT Zagato Continuation」が2019年の冬、そして「DBS GT Zagato」が2020年の冬に納車される予定となっています。

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Reference:CARSCOOPS