日産幹部「次期GT-Rはハイブリッドや自律走行技術を持つとは限らない。顧客が望むものであれば内燃機関のみの可能性もある」

2020-05-27

~次期「GT-R」はハイブリッド化されるとは限らない~

既に様々な噂が浮上している日産の次期スーパースポーツモデル「GT-R R36」。
現行「GT-R R35」と比較して、ハイブリッドモデルと自律走行技術の両方を持ち、更にパワフルで高性能な一台になる可能性が高いとのことですが、これについて日産のGT-Rチーフプロダクトスペシャリストである田村宏志 氏によれば、そういった噂は全て嘘に等しいということが明らかとなりました。


~そもそも次期R36の開発は進んでいない?~

田村 氏が考える次期「GT-R R36」は、”顧客が望むモデルである”と説明しており、「もし顧客が高性能EVを求めるのであればEVを搭載するし、内燃機関を求めているのであれば内燃機関を搭載する方向で考えている。つまりは、顧客の要望次第で次のモデルが決定されると言っても過言ではない」とコメントしています。

日産は、1989年に「スカイラインGT-R R32」を発売スタートし、1995年には次期モデルとなる「スカイラインGT-R R33」、そして1999年には「スカイラインGT-R R34」を発売しました。
日本専用ブランドでもあるスカイラインは、1989年~2002年まで製造され、2007年より発売スタートした”R35”からはスカイラインブランドの肩書を持たず、約13年に渡って発売され続けています(海外では”ゴジラ”とも言われている)。

そろそろ次期モデルに関する新たな情報や、開発状況なども明らかになってもおかしくない頃ではありますが、今回のインタビュー内容を確認する限りでは、そもそものコンセプトも決定しておらず、「まさしくこれから開発がスタートする」といった印象を受け、2021年頃に登場する?という噂もありましたが、まだまだR36の登場は先が長そうですね。

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Reference:CARSCOOPS