その官能的な轟音を聞かせてくれ！フェラーリ究極のワンオフレーシングモデル「P80／C」や「SP3JC／モンツァSP2」がグッドウッドにて爆走！
～今年のグッドウッドはかなり激熱なイベントになりそうだ～
いよいよ来月7月4日～7日に開催されるグッドウッドフェスティバル・オブ・スピード2019にて、フェラーリ究極のワンオフレーシングモデル「P80／C」を含む億越えのモデルたちが登場することがわかりました。
今回のグッドウッドにて最も注目が寄せられているのが、先日香港のオーナーのためだけに製造されたレーシングワンオフモデル「P80／C」で、このモデルはレーシングモデルとなる「488GT3」のシャシーをベースにした一台であり、公道を走ることは許されないモデルながらも、開発期間は5年というフェラーリの中でも非常に長く、そして”SPシリーズ初のレーシングモデル”ということで最も気合いの入った一台となっています。
このモデルは、1960年代にフェラーリが製造した伝統的なモデル「330 P3／P4」や「ディーノ206S」に敬意を表した一台で、レーシングモデルは、ある一定の規定を満たさない限り公道を走行することは不可能ですが、今回のモデルは公道走行不可能のため限りなく自由な設計が施されているようです。
デザイン的には、非常に低いくさび形のフロントエンドとその下にフロントスプリッターが装着されています。
少しわかりにくいですが、フロントフードのエグい形状をしたダクトや、フロントフェンダー上部にあるルーバーは気流を制御するのに非常に役立つようで、大きなダウンフォースを発生するものと考えられます。
パワートレインは「488GT3」がベースとなっているため排気量3.9L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載しますが、サイレンサ等は一切搭載していないため、とんでもない轟音を奏でることは間違いでしょうね。
～その他にはどんなモデルが登場する？～
そしてこちらも「P80／C」同様にSPシリーズのワンオフモデルとなる「SP3JC」。
こちらは公道仕様モデル「F12tdf」をベースに、トップルーフをぶった切ったオープン仕様で、その耐久性はもちろんのこと、剛性等の問題を解消するために2年近くの開発期間を要した一台となっています。
ボディカラーもビアンコ・イタリア(Bianco Italia)と呼ばれるホワイトカラーをベースに、アズーロ・メット(Azzurro Met)のブルー系、そしてアクセントカラーとなるジアッロ・モデナ(Giallo Modena)のイエロー系を用いた何とも個性的なデザインとなっています。
なお、気になるパワートレインは「F12tdf」がベースとなっているため、排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力780ps／最大トルク705Nmを発揮。
トランスミッションは7速DCTを搭載します。
そして最後はフェラーリの最新Iconaシリーズとなる2シータオープンモデル「モンツァSP2」。
モデルベースは「812スーパーファスト」でありながらも、外観のスタイリングとしては最小限に抑えたバルケッタタイプを採用。
新たに特許取得したソリューションとしてヴァーチャル・ウィンド・シールドにより、計器クラスタのフェアリングによって組み込まれています。
搭載されるエンジンは、フェラーリがこれまでラインナップしてきた中で最も強力ともいえる排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力810ps／7,000rpm、最大トルク719Nm／8,500rpmを発揮。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が2.9秒、0-200km/hの加速時間は7.9秒にて到達するといわれています。
～プレスリリース～
今回のプレスリリース内容は以下の通りとなっています。
FERRARI DEBUTS 3 SPECIAL PROJECTS CARS AT THE GOODWOOD FESTIVAL OF SPEED 2019
・Ferrari P80/C
・Ferrari SP3JC
・Ferrari Monza SP2London, Monday 17 June 2019 – World-debuts for the one-off Ferrari P80/C and Ferrari SP3JC models, as well as a UK debut for the Ferrari Monza SP2.
Adding to the impressive history of Ferrari Special Project cars, the Ferrari P80/C and the Ferrari SP3JC will be on display at the Goodwood Festival of Speed 2019. This is the first time these cars will be shown to the public, and both cars will be taking part in the Supercar Runs up the famed Goodwood hill climb. Based on a Ferrari 488 GT3 car, the P80/C had the longest development time of any Ferrari one-off made to date. The decision was made to use the 488 GT3 chassis as a basis, not only for its performance, but also for its longer wheelbase (+50 mm compared to the 488 GTB) which allowed more creative freedom.
The SP3JC is based on the chassis and the running gear of a Ferrari F12tdf. The sole one-off car to be commissioned on this limited-series special, the SP3JC is the maximum expression of open-air motoring, harking back to Ferrari’s epic V12- engined spiders of the 1950s and ’60s.
The Monza SP2, another Ferrari Special Projects car, will also be making its dynamic debut in front of the Goodwood crowd. Part of the new ‘Icona’ range, the Monza SP2 is inspired by barchettas of the 1950s which were driven to victory in international motor sport, not just by official works team drivers from the Scuderia, but also by a legion of gentlemen drivers who, in those years, frequently found themselves wheel to wheel with legendary professional drivers of the era.
A number of former Ferrari Formula One cars will also be coming to Goodwood, paying homage to the legendary Michael Schumacher. All of the F1 cars that will be at the event are cars from Schumacher’s reign in Formula One.
As well as the FXX-K Evo, the current range of Ferrari models will also be present, which includes the Ferrari Portofino, 488 Pista, 812 Superfast and GTC4 Lusso models. A 488 Challenge car, the same as those being used in the new Ferrari Challenge UK series, will also be in attendance.
A full list of Ferrari cars participating in the event can be found below.
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