トヨタ「プロエース/プロエース・シティ」が2020年~2021年にEV化。ミニバン含め「ハイエース」等も続々とフルエレクトリック化が主流へ?

2020-05-27

~遂にトヨタの商用バンもEVの時代へ~

トヨタとPSAグループの提携により新たに発売された、トヨタのコンパクトデューティーバンである「プロエース・シティ(Proace City)」と、ミディアムデューティーバンとなる「プロエース(Proace)」ですが、これらのモデルが2020年~2021年にフルエレクトリックモデルを追加し、欧州市場にて導入することがわかりました。


~バッテリ技術はあくまでもPSAグループが主体、トヨタは側だけのOEMモデル?~

年々排出ガス規制が厳しくなっていく欧州市場において、トヨタはプラットフォームサプライヤであるPSAグループと共同にて開発したこれらのモデルは、バッテリ電気自動車(BEV)を追加する計画を示しており、2020年に「プロエース」、2021年に「プロエース・シティ」と順を追って販売していくことも明らかにしています。

具体的な情報については、これ以上のことは明らかになっていないものの、今回提供される予定のBEVモデルは、プジョー「エキスパート/パートナー」やシトロエン「ジャンピー/ベルランゴ」、オペル「ビバロ/コンボ」のEVモデルと共有するとのことで、側のデザインはトヨタ、内部はPSAグループといったOEMに近いモデルになることが予想されています。

トヨタは今後、トヨタ・プロフェッショナルと呼ばれるLCV(小型商用車)ブランド戦略を開いていくため、積極的に新製品の開発に取り組んでいく考えを示していますが、同社イニシアチブは「ネットワーク全体でLCVに更に焦点を当て、献身的に取り組んでいく」と説明しており、新しいLCVネットワーク戦略を展開し、特殊なLCVカスタマーエクスペリエンスを提供していくことで、新たなビジネスの幅を広げていく可能性が高そうです。

また、こうしたブランドはトヨタとしても徐々に拡大していく考えもあるそうで、既に同社より販売されている新型「ハイエース/グランビア(日本名:グランドハイエース)」等も対象に、あらゆる商用バンやミニバンがEVモデルへと進化していく可能性も十分にあるのだと思われます。

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Reference:CARSCOOPS