フォルクスワーゲンの”ロゴ”が9月のフランクフルトモーターショーにて正式に公開へ。ディーゼル不正問題との決別とクリーンなブランドであることを主張していく

2020-05-27

~フォルクスワーゲンのロゴ変更は、会社自体を根本から変えていくことも意味している~

フォルクスワーゲンは今後、主要モデルともいえる2020年モデル・新型「ゴルフ8」の発表や電気自動車をラインナップするサブブランドIDを立ち上げていく上で、過去に発生したディーゼル不正問題に関連した重役の一斉入れ替えの意味も込め、更には今後クリーンなモデルだけでなく”クリーンな役員”を採用していくことを決意させる意味でも、同社の象徴ともいえる”ロゴ”を変更することを明らかにしました。

既に2018年4月頃から決定していたロゴの変更についてですが、来月9月より開催されるフランクフルトモーターショー2019にて、その公式ロゴが明らかにされます。


~より一層顧客に寄り添い、親しみを込めたロゴへと変更される~

「New Volkswagen」をモットーとしてリリースする今回の新デザインロゴですが、ボルダ―よりカラフルになり、2Dのデザインになるとのことで、これまでのような3Dを意識したようなロゴではなく、非常に個性的なブランドロゴであること、そしてフォルクスワーゲングループは「ドイツ色を全面的に出し過ぎた」とも説明していたので、今後は消費者寄りでSNSにも映えるようなフレキシブルなロゴとなることが期待できそうです。

なお、先ほどの「ディーゼル不正問題に関連した重役の一斉入れ替え」という大胆な決定により、若い役員を取り込む一方で、フォルクスワーゲングループのブランドを「スーパープレミアム(超高級)/プレミアム(高級)/ボリューム(大衆)/ビジネス(商用)」というグループに分けることも明らかにしていて、フォルクスワーゲンの根本を一気に変えていかないと、何も前に進まないことを明確にした行動ともいえそう。

ちなみに、フォルクスワーゲンが新たに掲げた「Transform 2025+」戦略に加えて、今回新たなロゴが公開された後、10月には中国でも大々的に発表・体制を総入れ替えし、更に2020年初めには、北米及び南米のフォルクスワーゲングループにも、新しく採用されるロゴが本格的に導入されていきます。

もちろん、このタイミングに合わせて、全171か国・10,000を超えるディーラに置かれている古いフォルクスワーゲンロゴも全て新デザインへと置き換えられていく予定となっていて、中にはディーラの店舗自体を一新するところあるようです。

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Reference:CARSCOOPS