【衝撃!】米フィアット「500ハッチバック/カブリオレ」がまさかの販売終了へ。売行きはほとんど低迷していない主要モデルなのに一体なぜ?

2020-05-27

~但し「500Xクロスオーバー/500L/124スパイダー」は引続き販売を継続~

先日、フィアット「アバルト124スパイダー」の後継モデルが登場する可能性は限りなく低く、日本市場においても販売終了することが判明していますが、続いては同社の代表的なモデルともいえるコンパクトモデル「500(チェンクエチェント)」の、ハッチバックモデルとオープンタイプのカブリオレモデルが販売終了となることが明らかとなりました。

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~フィアットからのプレスリリースは未だ無いものの、その情報は濃厚のようだ~

自動車ニュースサイトAutoblogのレポートによれば、現在アメリカ市場にて販売されているフィアット「500ハッチバック/500カブリオレ」の2019年分のディーラ在庫が売切れになった時点で販売終了となることが決定し、更には「アバルト500」についても同様に販売を終了するとのこと。

ただ、この情報に関しては正式にフィアットからプレスリリースされたわけではないため、100%の確証はないものの、情報によればフィアットサイドからAutoblogに対して「500ハッチバック/カブリオレ」を販売終了することを説明したようで、その情報を公式と捉えて発信しているとのことです。

~「500」は今でも売れている主要モデルなのになぜ?~

何とも急と言いますか…あまりにも突然すぎますし、何よりも”どうして販売を終了するのか?”が一番気になるところでありますが、FCAの最も有名なモデルが販売終了に追い込まれるほどに売れていないことはまず考えにくく、むしろ主要モデルとしてFCAを引っ張ってきたモデルとなります。

その一方で引き続きラインナップを継続する「500L/500X」の売れ行きの方が思わしくないとして、尚のこと「500ハッチバック/カブリオレ」がどうして販売終了となるのかがよくわからないですね。

ちなみにこれについては、いくつかの噂があるそうで、FCAが直近の5年間のロードマップにて発表した「500」のEV版となる「500e」の後継が主要モデルとして登場する計画があるそうで、それを導入するためのフィアットの強行的ともいえる戦略ではないか?といわれています。

~「500e」はアメリカでも高い人気を得ているリーズナブルなEVモデル~

ちなみに、現在フィアットが販売しているEVモデル「500e」は、海外(特にアメリカ)ではとにかく人気の高いモデルで、既に中古車市場でも多く出回っており、加えてその販売の回転率もとにかく早いことでも有名。
アメリカでは、中古車販売台数はもちろんのこと、最も売れているEVモデルとしてもトップに居続け、2位となるBMW「i3」に圧倒的な差を付けています。

その理由としては、やはり価格がリーズナブルで操作性も非常に高いこと、あとは価格の割に航続可能距離が長いというのも魅力あるポイントなのかもしれません。
新車販売価格としては、約370万円とトヨタ・新型「プリウス」の上位グレードが購入できるレベルですが、よくよく考えてみたら2位のBMW「i3」で500~600万円もするため、それに比べてコストパフォーマンスは非常に高いと思います。

なお「500e」の後継モデルは、来年のスイス・ジュネーブモーターショー2020にて発表される予定で、そのタイミングで市販化の時期を明確にするものと思われますが、仮に「500e」の後継が売れなかった時のカバーはどうなるのか?ガソリンモデルとの併売は考えていないのか?というところも、かなり気になるところではありますね。

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Reference:motor1.com