これマジか!東京にて開催するBHオークションに僅か9台のみ製造されたトヨタ「2000GT”MF12L”」の第1号車が登場。予想落札価格は8,000万円、そのほか希少なランチア「037ラリー・ストラダーレ」等の名車も出品へ

2020-05-27

~今回のBHオークションは争奪戦になるぞ!~

今週末より開催される東京BHオークションにて、超希少な1969年式のトヨタ「2000GT MF12L」や1982年式のランチア「037ラリー・ストラダーレ」含む、多数の名車たちが一挙に出品されることがわかりました。

~僅か9台のみ製造された「2000GT」の試作車”MF12L”~

今回その中で最も注目されているのが、トヨタ「2000GT MF12L」と呼ばれる個体で、こちらは僅か9台のみ製造された中の第一号車ということで、ロットナンバーは”MF12-00001”、更には”MF12L”の中で僅か2台製造されたAT仕様という超希少な個体となっています。

ちなみに「MF12L」は、「2000GT」を製造する上での試作モデルだったのですが、その採算を度外視した赤字生産が度重なったことや、トヨタ社内からも「生産を中止してほしい」との声が圧倒的に高まったとのことから、9台を製造した時点で中止された幻のテストモデルとなっています(つまり市販化されていない)。

しかもこのモデル、動態保存されていた個体ということで、ボディカラーはソーラーレッドではなく、ペガサスホワイトに全塗装され、更にはボディやエンジンコンディションも抜群の個体となっています。

パワートレインは、排気量2.0L 直列6気筒エンジンを搭載し、最高出力150ps/6,600rpmを発揮。
トランスミッションは5速MTと3速ATがラインナップされていましたが、今回はかなり希少な3速ATとなっています。

なお、この個体の予想落札価格は6,500万円~8,000万円とされていますが、「明らかに安すぎだろ」という声も多数挙がっているそう。
もしかすると1億円超えも必至?とも言われていますが、MF12Lは今後お目にかかることのできない希少車といっても過言ではないため、今回のオークションでは最も価値の高い一台ではないかと思います。


~18年の歳月を経て復活した究極の公道ラリーも出品へ~

続いては、こちらもかなり希少なランチア「037ラリー・ストラダーレ」。
何とこのモデルは、世界限定217台のみ製造された内の第一号車という希少モデルで、ロットナンバーは”ZLA151AR000000001”となっています。

このモデルは、フェラーリのF1エンジンの設計主任を務めたアウレリオ・ランプレディ氏が設計したもので、パワートレインは排気量2.0L 直列4気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力205psを発揮します。

車体重量は1,170kgと当時では驚異的な軽さを持つ個体となっています。
もちろん、第一号車という希少性においても唯一無二の個体であるとしてその価値を高めていましたが、あまりにもコンディションが悪かったため、日本のスペシャリストにより約18年間もレストアが施され、この度新車レベルに復活したとのこと。

なお、この個体の予想落札価格は6,000万円~7,000万円と言われていますが、レストア期間やその希少性の高さを考慮しても、「やっぱ安すぎだろ!」と言わざるを得ない程。
今回のオークションは、今まで以上に熱の入った時間になるのではないかと思います。

その他については、2016年式のメルセデスベンツ「G500 4×4²」や、2008年式のランボルギーニ「ムルシエラゴLP640」、2001年式のランボルギーニ「ディアブロ」等も数多く出品されることが分かっています。

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Reference:motorious