(豪)日産にて「キューブ(Cube)」が一足早く販売終了へ。その一方でフルモデルチェンジ版・新型「ノート」発表のタイミングで後継モデルが登場するとの噂も

2020-05-27

~実はオーストラリア市場でも販売されていた「キューブ」~

先日、日産のトールワゴンモデル「キューブ(Nissan Cube)」が2019年12月を持って生産を終了するという衝撃的なニュースがありましたが、一方でオーストラリア市場では一足早く販売を終了していたことが明らかとなりました。

自動車ニュースサイトCaradviceの情報によると、オーストラリア市場にて販売される「キューブ」の価格帯やスペック、そして同国や欧州市場での安全基準を満たした仕様での海外への持ち込み費用(いわゆる関税)を考えると、トータルバランスが非常に悪く全く売れていないというのが現状だそうで、その一方で半値以下で購入できる中古車の方が多く売れているそうです。


~「キューブ」の後継モデルが登場するとの噂が浮上していたが…?~

また日産オーストラリアのデザインチーフであるアルフォンソ・アルバサ氏も、「コンパクトなキューブをグローバルモデルとして歓迎するのは非常に難しく、だからといって後継モデル等を設計する計画もない」とコメントしているとのことで、(日本市場については不明ですが)少なくとも「キューブ」の派生モデルや後継モデルについての販売も否定していることが明らかになっています。

ただしその一方で、自動車情報誌ベストカーの情報によれば、「キューブ」の後継モデルには先日フルモデルチェンジ版を発表・発売したばかりとなる新型「ジューク(Juke)」と同じ排気量1.0L 直列3気筒ターボエンジンの他、e-POWER技術を搭載した新エンジンもラインナップする可能性があるとのことですが、日産としては後継モデルよりも旧モデルの一掃を図っているのかもしれません(日本では軽自動車に力を入れていくとも説明していたようですし…)。

ただ、来年夏ごろより新型「ノート」もフルモデルチェンジを果たす予定とのことで、もしかしたら同じタイミングでの登場が期待できるかもしれませんし、現在開催中の東京モーターショー2019のように、サプライズにて市販化を想定した「アリヤ・コンセプト(ARIYA Concept)」を発表してくるぐらいなので、まだまだ日産としてはラインナップの展開を諦めているわけではないと信じています。

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プラットフォームについても、現在は「キューブ/ノート」の何れもBプラットフォームを共有していますが、次期モデルでは新型「ジューク」同様に、高張力鋼板等を取り込んだ高剛性プラットフォームを流用する可能性もあるとのことから、全長や全幅、ホイールベースは拡大し、車高は若干ローダウンすることで低重心化を図り、スポーティ且つ走行性能を高めた一台となる可能性も高そうです。

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Reference:Caradvice