PHVなのに燃費は最悪。リンカーン新型「アビエーター」にPHVモデルが登場!システム総出力494hpで、価格は約747万円から

2020-05-27

~PHVといっても必ずしも燃費が良いわけではない~

アメリカの自動車メーカ・フォードがリンカーンブランドとして製造するSUVモデル「アビエーター(LINCOLN AVIATOR)」に、PHV(プラグインハイブリッド)技術を搭載した最新グレードが発表・発売されました。


~これだけの巨体でホンダ「シビック・タイプR」よりも0-100km/h加速は早い~

今回発表された「アビエーター・グランドツーリングエディション」のパワートレインは、V型6気筒EcoBoostエンジン+電気モータを組合わせたPHV仕様で、システム総出力494hp/最大トルク854Nmを発揮します。

そして直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が約5.5秒と非常に速く(ホンダ「シビック・タイプR」で5.7秒)、車体重量も約3,000kgあるにも関わらずここまでの加速力を得るということは、相当なモーターアシスト力と高いトルクが得られているのだと思われます。

競合モデルとしては、メルセデスベンツ「GLEクラス」やBMW「X5」、アウディ「X7」等が挙げられますが、コスパの面では「アビエーター」の方が最も優秀かもしれません。

しかしながら、”PHV”モデルといっても三菱「アウトランダーPHEV」やトヨタ「RAV4 Prime」とは異なって燃費を重視したモデルではなく、あくまでもモーターのアシストによる力強いスムーズな走りを実現した個体。

リンカーンの公式情報によると、新型「アビエーター・グランドツーリングエディション」の燃費は僅か9.8km/Lと非常に悪く、四輪駆動モデルともなると8.5km/LとシンプルなV6ツインターボモデル並みのガソリン垂れ流し仕様となっています。

おそらく、こうしたモデルを購入するユーザーのほとんどが、そこまで燃費を気にするような感じではなさそうですが、それでも「この燃費だと普通のガソリンモデルでも良いような気がするんだけど…」と思っても仕方ないのかもしれません。
ちなみに気になるその価格帯については、約747万円からの発売とのことで、様々なオプションを含めると約990万円ぐらいまで跳ね上がるとのこと。

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Reference:motor1.com