カナダにて、ホワイトのランボルギーニ・ウラカンスパイダーを購入した親子がディーラーを訴える→「ホワイトなのに黄ばんできてるんですけど…品質どうなってるの?」

ホワイトのランボルギーニが黄ばみだして訴訟問題に?!

カナダのモントリオールにあるランボルギーニディーラーにて、オープントップモデルとなるウラカンスパイダー(Lamborghini Huracan Spyder)を購入した男性とその息子ですが、息子によると「ホワイトのランボルギーニが黄ばんだ!どうなっているんだ!」と主張し、訴訟問題にまで発展しているとのこと。

今回発生した問題についてですが、CTVNewsが報じた情報によればウラカンスパイダーを購入した父親のCalogero Caruso(原告側)氏は、息子の夢を叶えるためにスーパーカーを購入したものの、納車後数日して黄色に変色し始めたとのこと。


ホワイトにも色々な種類が存在するが、なぜかディーラーも訴訟を恐れて”再塗装”で対応すると提案

なお本件について、モントリオール・ランボルギーニのJohn Scottiチーフによれば「ホワイトのボディカラーといえども、太陽の差し具合によっては少し黄色く見える可能性もある」と説明していて、もしこの内容に納得がいかないのであれば「再塗装する」と提案。

しかしこれを受けた原告側は、「再塗装すればウラカンスパイダーの残存価値を下げる恐れがある」として、その提案を拒否。

なおランボルギーニやフェラーリといったスーパーカーメーカーがラインナップするホワイトのボディカラーには、マット/メタリック/パール/ソリッド系といった様々な種類が存在し、それらを更に細分化していくととんでもない数のカラーがあります。

なかには、ラメ(フレーク)がたくさん含まれたホワイトカラーもあれば、今回のように光の差し加減で黄色やゴールドがかった色合いも出てくるホワイトカラーもあります(いわゆるホワイトベースのマジョーラカラー)。

ホワイトのボディカラーが劣化して黄ばむといった例はこれまで聞いたことがありませんが(塗装剥がれはよく聞くものの…)、品質云々ではなく、そのホワイトの特徴に対しての文句の可能性もあるかもしれませんね(ただランボルギーニディーラー側が再塗装を提案するのは意外であり、訴訟を恐れての対応?)。

ちなみに、原告側がウラカンスパイダーをディーラーに返却している間にも、ディーラーローンにて契約しているため、月々の支払いはもちろんのこと、保険も毎月支払い続けています。

原告側は、ランボルギーニに対してウラカンスパイダーの費用となる約3,032万円に加え、損害賠償として精神的ストレスや労働日数の損失分(?)となる約415万円の、合計約3,450万円を請求しているとのことです。

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Reference:CARSCOOPS