異例中の異例。ベストカーがトヨタ新型「Tjクルーザー」に関する謝罪記事を公開。トヨタから直々の問合せがあった可能性も?
~こうなることはわかっていたものの、まさかベストカーが謝罪記事を公開するまでになるとは…~
さて、以前より2020年中にトヨタ新型「Tjクルーザー(Toyota Tj Cruiser)」が登場すると断言していた自動車情報誌ベストカーですが、この度最新情報の記事として、これまででは異例となる謝罪記事を公開。
っというのも、ベストカーはこれまで登場しないコンセプトモデルに対して「発売間近!/発売!」と期待値を高めるかのような記事を公開することが非常に多く、登場する可能性が一気に低くなればその記事の更新をクローズするという定番の流れとなっていたのですが、今回はそういった手法が使えなくなるほどに周りの期待値が高まってしまい、もはや収拾がつかないところまで追いつめられていたのかもしれませんね。
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~誤った情報がこれ以上広がらないために、メーカー側も動いた可能性がある~
正直、ここまで潔く謝罪記事を公開するということは、ベストカーの読者が「Tjクルーザーが発売する!」と相当に期待し、これによってトヨタ・ディーラーやトヨタメーカーに直接問い合わせする数が多くなり、こうした発売しないモデルの誤った情報がこれ以上拡散されないためにも、直接トヨタ側がベストカーに連絡を入れ、読者に対して「Tjクルーザー」が発売されないこと、そして期待を高めて本当に販売を待ちわびるユーザーに対して念を入れることも含めて、謝罪記事を公開させた可能性も高そうですね。
ただベストカーは、上にも記載している”言い訳”をいくつか公開していますが、「東京モーターショー出品時の完成度が高かった」というはベストカーの人気の問題であり、まるでトヨタに問題があったかのような記載をしているのは非常に残念。
不備があったことを認めるのは確かに大事だと思いますが、4つの項目を強調させる必要性はなかったのではないか?と思うのが正直なところですね。
・東京モーターショー出品時の完成度が高かったこと
・入場者からの評判が非常によく、販売店への問い合わせも多かったこと
・2017年末時に「数年後に市販化の可能性あり」という情報が入ったこと
・同時期に「トヨタが新型SUVの開発を進めている」という情報があったこと(いま考えると、RAV4とライズのことだったのでは、と推測)via:ベストカー
~こうした記事により被害を受ける読者やディーラーも多数あるようだ~
なお、「Tjクルーザー」の市販化の可能性については、当ブログでも何度かトヨタ・ディーラーにも取材させていただいていて、「市販化の予定は全く無く、2020年の販売スケジュールにも一切記載されていない」という回答の一点張りであったことも報告済み。
そんな中、ベストカーの記事を見て「Tjクルーザー」が登場するの?という問い合わせが多数来ていたというのも聞いていましたし、「車検が迫っているなかで4月に先行予約がスタートするとの記載があったため、登場するギリギリまで待ちたい」と語る人も多くいたそうですから、これらの期待を大きく裏切ってしまったことは間違いないでしょうね(これによって車検を通す通さないという瀬戸際に追い込まれたユーザーが非常に可哀そうですし、謝罪だけで済む話ではないように感じますが…)。
今後は、こうした「発売間近!/発売!」といった過度な煽りをかけるような記事に関しては、メーカーからも厳重注意を受ける可能性があるかもしれませんが、メーカーも早い段階でストップをかけていたら、ここまでの大ごとにならなかったのでないか?と考えたりもしますね。
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Reference:ベストカー