これマジか…モナコにて大炎上した”直管仕様”のフェラーリF40は廃車ではなく修理へ!今後その詳細も明らかになるようだ【動画有】

2022-07-07

今後修理の過程も公開される予定で、一体どれだけの期間と費用が発生するのかも気になるところ

2020年2月中旬、大きな話題となったモナコでのフェラーリF40(直管マフラー仕様)の大炎上事故ですが、何とこのモデルが廃車になるのではなく、これから大規模な修理と共に復活プロジェクトが進められることが明らかになりました。

完全にエンジンも焼け焦げてしまい修復は不可能?ともいわれていたF40ですが、オーナーは「ここまでカスタムしてきたF40を廃車にするのはおかしい。私が絶対にコイツを復活させる」と意気込んでいるとのこと。

なお、現在大炎上したF40はモンテカルロのフェラーリサービスにて管理されており、ここから複数のパーツの取り寄せなどを行いながら、ゆっくりと時間をかけて修理していくとのことですが、恐らくその時間もかなりかかるでしょうし、何よりも修理費用がとんでもないことになりそう。


どうしてF40は燃えてしまったのか?

ちなみに、今回大炎上したF40の出火原因などは明らかになっていないのですが、現在フェラーリF40を所有するオーナー様にもいろいろと意見や貴重な資料を見聞きさせて頂いたところ、どうやら燃料タンクからオイルが漏れた可能性が高いとのこと。

F40のオーナー様の考えによれば、運転席側が大きく燃えていることから、左側に設けられている燃料タンクが経年劣化により、燃料漏れを引き起こしたのではないか?と推測しているそうです。

っというのも、F40は両サイドにそれぞれ1個ずつ燃料タンクが設けられていて(つまり2個の燃料タンクがある)、給油する際は両サイドに設けられている給油口にガソリンを給油することになります。

加えてF40は、常に高いパフォーマンスでの走りを提供するために、燃料タンクを20年で新品に交換するようフェラーリから推奨されているそうで、それを怠ってしまうと燃料漏れが発生してしまう恐れがあり、今回炎上したF40は、もしかしたら新品に交換していなかった?との見方もあるそう。

もっと言うなれば、今回のF40は直管マフラーをインストールしていることもあって、マフラーの材質やレイアウト、他のパーツとの取り回し、発熱の時間や冷却時間などが純正と大幅に異なることもあって、燃料タンクに何かしらの負荷が生じてしまった恐れがあるかもしれませんし、経年劣化を更に早める原因になっていたことも十分に考えられそうです。

そしてこれは余談ではありますが、いつもお世話になっているF40のオーナー様が燃料タンクをフェラーリディーラーにて交換した際、その交換期間は約1か月近くかかったとのことで(パーツを供給するのに時間がかかってしまう…)、更に燃料バランスチューブやドレンガスケット、Oリング、ガスケットといった細かいパーツ類、工賃含めての燃料タンクの交換費用は約240万円にまで到達したそうです(しかも左右で燃料タンクの価格が違うのも驚き…燃料タンク代だけで約200万円)。

現代のフェラーリの維持費では中々に考えにくいことではありますが、スペチアーレモデルを所有すること、旧世代フェラーリを所有する上ではこういった重要なメンテナンス部分を怠ってしまうと、お金以上に失われるものがあるということになります(ちなみにラ・フェラーリのハイブリッド用バッテリーの交換費用は約3,000万円)。

雨の日にスリップして大破した720Sが復活するようだ!

そして以下の動画は、スーパーカーなどをメインに公開するユーチューバーの岡ファビオ 氏で、2019年開催の東京モーターショーへと向かう際、自身が所有していたマクラーレン720Sをクラッシュしてしまう大事故がありましたが、そのモデルを復活させるプロジェクトを始動したそうです。

そのまま修理する感じではなく、何かしらのカスタムを施しての復活となるようなので期待したいところです。

【【マクラーレン】事故をした720S!! 復活の新プロジェクト始動【新企画】】

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