アストンマーティン新型ヴァルハラの量産仕様が遂に世界初公開!AMG製V8エンジン+2モーター搭載で950馬力…ニュルブルクリンクでは6分30秒未満と世界最速に?
若干忘れ去られていたヴァルハラの量産仕様が遂にデビュー!
アストンマーティンと言えば、2021年7月8日~7月11日まで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2021にて、世界限定150台のみ販売したヴァルキリー(Aston Martin Valkyrie)の量産モデルの実車を発表したばかりですが、このモデルの弟分となる新型ヴァルハラ(New Valhalla)の量産仕様を世界初公開しました。
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今回発表された新型ヴァルハラの量産仕様は、プロトタイプモデルから顔つきを変更させ、パワートレインには排気量4.0L メルセデスAMG製V型8気筒ツインターボエンジン+デュアルモーターを搭載し、システム総出力950ps/システム最大トルク1,000Nmを発揮するハイブリッドミドシップスーパーカーとなります。
更にこのモデルでは、ニュルブルクリンクサーキットのノルドシュライフェを6分30秒未満にてクリアするというとんでもない計画があるそうで、こちらにも注目したいところです。
早速新型ヴァルハラの量産仕様のエクステリアデザインをチェックしていきましょう。
エクステリアはかなりトーンダウンしている?
コチラが今回公開された新型ヴァルハラの量産仕様。
フロントマスクはヴァンキッシュとヴァンテージを上手く組み合わせたような顔つきにも見えますが、そのボディスタイルはまさにヴァルキリーの弟分のようなエクストリームなリヤミドシップクーペ。
先進的なスタイルではありながらも、サイドミラーはラ・フェラーリ(LaFerrari)のような触手に近いデザインで、これがより一層ハイパーカーっぽい雰囲気を醸し出しています。
先述にもある通り、パワートレインは排気量4.0L AMG製V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、エンジン出力のみで750ps/7,200rpmを発揮、更にここにデュアルモーターを搭載することでシステム総出力は950psを発揮しますが、駆動方式は電子式四輪駆動(eAWD)とかなり過激。
トランスミッションは、アストンマーティン専用に開発された8速デュアルクラッチギアボックス(DCT)を搭載し、マクラーレン・アルトゥーラ(McLaren Artura)のようにトランスミッションには後進ギアがなく、代わりに電気モーターを使用。
更にハンドリングを改善するために、リアアクスルに電子式リミテッドスリップディファレンシャルを組み込んでいるそうです。
ちなみに、ヴァルハラ・プロトタイプの顔つきはこんな感じ。
いかにもヴァルキリーの弟分という印象でしたが、量産仕様では大きく変化し、よりアストンマーティンっぽいデザイン言語を取り入れたのではないかと思います。
0-100km/h加速時間は2.5秒、ニュルでのラップタイムは6分30秒未満を目標
サイドビューもかなりスタイリッシュでコンパクトな印象を受け、宇宙船のようなヴァルキリーよりもトーンダウンしている印象です。
ちなみにヴァルハラのシステム総トルクは1,000Nmと驚異的で、直線性のパフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が2.5秒、最高速度は330km/hにまで到達します。
このハイブリッドシステムでは、ガソリンを一切使用しないEVモードのみでの走行も可能で、最高速度130km/hにまで到達しますが、バッテリーフル充電での航続可能距離は僅か15kmなので、ガソリンが無くなった緊急時以外は使用しない方が良さそう。
そしてアストンマーティンは、この驚異的なスペックを利用してニュルブルクリンクサーキット・ノルドシュライフェにおいて6分30秒未満をたたき出すよう計画しているようです。
参考までに、量産モデルで世界最速の記録を持つのはメルセデスAMG GTブラックシリーズの6分43.616秒なので、これよりも更に13秒以上速いことになります。
新型ヴァルハラは、パワーだけでなく空力も徹底したハイパフォーマンスモデル?ところで生産台数は?気になる続きは以下の次のページにてチェック!