【限定僅か15台のみ!】アルファロメオがティーポ33ストラダーレをモチーフにした最後の特別仕様車4Cを発売!但し販売先はオーストラリアのみ

なお特別仕様車4C”33ストラダーレ・トリブート”は北米市場でも33台のみ販売された幻の限定車

既に日本市場では生産・販売終了しているアルファロメオのコンパクトスポーツモデル4Cですが、このモデルをベースにした最後の特別仕様車がオーストラリア市場でも販売されることが明らかとなりました。

このモデルは、1967年のイタリアF1グランプリ前夜祭が開催された1967年8月31日にモンツァ・サーキットでデビューしたティーポ33ストラダーレ(Alfaromeo Tipo 33 Stradale)をモチーフにした4Cの特別仕様車。

ティーポ33ストラダーレは、後に1968年のデイトナ24時間レースでクラス優勝を果たすTipo 33をベースに、鬼才フランコ・スカリオーネがデザインしたハンドビルドのエキゾチックなミッドシップスポーツカーとして登場しますが、当時の最先端テクノロジーを注ぎ込んだインスピレーション溢れるデザインは「自動車史上最も美しいスポーツカー」または「神の造形」と呼ばれてきました。

いまだファンや自動車デザイナーたちから熱烈な支持を受けていて、そのデザイン哲学や伝統は4Cにも受け継がれてきましたが、その起源となったモデルをモチーフにした特別仕様車がオーストラリア市場でも登場するのは非常に羨ましい所です。


4Cに必要な装備が全て詰まった究極の特別仕様車

先述にもある通り、この特別仕様車4C”33ストラダーレ・トリブート”は、北米市場向けとして限定33台のみ販売されましたが、オーストラリア市場向けは更に少ない限定15台のみで、クーペ10台/スパイダー5台のみの割り振りとなっています。

ボディカラーとしては、3層コートが施された専用カラー・ロッソ ヴィラデステ(Rosso Ville d’Este)のみがラインナップされ、このほかにも以下の専用装備が準備されています。

◇グレー/ゴールドの5ホールアルミホイール(フロント18インチ/リア19インチ)
◇アクラポヴィッチ製エキゾーストシステム
◇レース仕様の専用サスペンション
◇フロントエアインテーク(ピアノブラック仕上げ)
◇リアディフューザー(ピアノブラック仕上げ)
◇カーボンファイバー製ハロ(頭部保護装置)
◇リアウィング(ピアノブラック仕上げ)
◇チェントロ・スティーレ(アルファロメオ・デザインセンター)の伝統的なエンブレム
◇バイキセノンヘッドライト
◇バッテリー充電器
◇ボディカバー
◇スエード/レザーシート
◇イタリアントリコローレをあしらったミラーカバー

インテリアにおいては、4Cシリーズのレースの血統を体現するカーボンモノコックのパッセンジャーセルに初めてクリアレッド仕上げを採用しています。

専用のスポーツシートにおいては、ブラックダイナミカ・スエード/タバコレザーを組み合わせた特別仕様で、恐らくこの装備も特別仕様車4C”33ストラダーレ・トリブート”のみ。

この他、ダッシュボードやサイドシル、センターコンソール(シリアルナンバー入り)には特別仕様車専用プレートを装着するなど、より一層の特別感を得ることができます。

付属品もかなり豪華!パワートレインももちろん4Cのパフォーマンスをそのまま表現

この車両の特別装備以外にも、デザインコンセプトやテクノロジー、素材、モデナ工場、ティーポ33ストラダーレの歴史をまとめた特製記念ブックも付属され、このブックには、チェントロ・スティーレ(アルファロメオ・デザインセンター)による紙面デザインと、ダイナミカスエードによる装丁が施され、シリアルナンバーが印刷されています。

パワートレインは、排気量1.75L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力240ps/最大トルク350Nmを発揮、0-96km/h加速時間は4.1秒、最高時速は約257km/hにまで到達します。

最後に気になる特別仕様車の価格帯ですが、クーペタイプが約994万円(123,000オーストラリアドル)/スパイダーが約1,075万円(133,000オーストラリアドル)での販売となります。

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Reference:CARSCOOPS