何と車体重量はマツダNDロードスターよりも300kg軽い!インド製スーパーカー・新型エンコンクの一部スペックを公表。この見た目でピュアEV

インド発のピュアEVスーパーカーで、「インド最速」を謳っているようだ

世界にはシステム総出力1,000hpを優に超えるテスラ新型ロードスター(Tesla New Roadster)や、リマック・ネヴェーラ(Rimac Nevera)などが存在しますが、これらのモデルほどのスペックではないものの、見た目・スペック共にスーパーカーに匹敵するインド発のピュアEVモデルが本格的に販売される予定となっています。

そのメーカーは、ヴァジラーニオートモーティブと呼ばれる振興メーカーで、現在開発中の100%電気自動車である新型エンコンク(Vazirani Automotive Enkonk)の市販化に向けて粛々と準備が進められているとのこと。

今回ヴァジラーニが、新型エンコンクに関する一部スペックを公表しているため、どれほどのパフォーマンスを持つのかチェックしていきましょう。


新型エンコンクはエクストリームなヴィジュアルになるようだ

早速ヴァジラーニオートモーティブの新型エンコンクについてチェックしていきましょう。

実は未だ公式画像は公開されていないものの、どうやら2018年にグッドウッド・フェスティバルオブスピードにて公開されたShulコンセプトがベースになっているそうです。

上の画像がShulコンセプトになりますが、当時このモデルが発表されたときはピュアEVではなく準ガソリンエンジンを搭載していたものの、環境法規制や騒音規制の絡みでピュアEVの開発にシフト。

更に電気自動車でありながらも、軽量化と安全性を最大限に謳うための開発が進められ、航続可能距離を伸ばすため自社開発のバッテリーを搭載することが決定しています。

出力値だけを見れば488ピスタ/720S以上のパフォーマンス

正直無名の振興メーカーということもあり、「色々と大丈夫なのだろうか?」という不安の方が大きいのですが、ヴァジラーニの情報によれば、2基の電気モーターを搭載することによりシステム総出力722hpを発揮するとのことで、フェラーリ488ピスタ(Ferrari 488 Pista)やマクラーレン720S(McLaren 720S)といったガソリンタイプのハイパフォーマンスモデルよりも優れた加速性能を持つとのこと。

具体的な0-100km/h加速時間や、最高時速、航続可能距離などは明らかにしていませんが、ヴァジラーニ曰く「エンコンクはインドで最速の電気スーパーカーであり、他のスーパーカーには負けない」と自信を示すほど。

ピュアEVなのにマツダNDロードスターよりも軽い!

そしてここからが驚きなのですが、本来ピュアEVスーパーカー/ハイパーカーになると大容量のバッテリーや電気モーターを搭載するため、車体重量が2,000kg近くになってしまうものの(リマック・ネヴェーラでも車体重量2,150kg)、どうやら新型エンコンクは僅か738kg(1,627ポンド)の重さしかないとのこと。

つまり、システム総出力に対するパワーウェイトレシオはほぼ1になるとのことで、圧倒的な加速性能と直線の伸びが期待できるスーパーカーになるとのことですが、この車体重量であれば、マツダNDロードスター(Mazda ND Roadster)の1,060kgよりも300kg以上軽いことになるため、ある意味自動車メーカーに革命をもたらす一台となることが期待されています。

ただし車内は1人乗り

但し、このモデルはシングルシーターで一人しか乗れないということと、徹底した軽量化が施されていて、音響関係なども一切搭載されていないため、まさに走る事以外は何も考えてられていないハードスポーツモデル。

具体的にいつごろ市販化されるのかは不明ですが、本当にNDロードスター(最大1,060kg)よりも軽く、且つトータルバランスに優れた一台なのであれば魅力的ではあるものの、やはり信頼性や耐久性など、そういった基礎的なところの不安は拭えないのが正直なところです。

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