「EJ20だと維持費がかかる」ことを理由にスバル・インプレッサWRX STIにレクサスLSのV8エンジンをぶち込む!更に後輪駆動(FR)&サイドマフラー化した猛者が現る【動画有】

まさかスバル・インプレッサWRX STIをここまで踏み込んでカスタムするとは…

世界には様々なカスタムモデルが存在し、特に最近ではスバル・インプレッサWRX(Subaru Impreza)にトヨタ80スープラ(Toyota 80 Supra)の2JZエンジンをぶち込み、その後センチュリー(Century)のV型12気筒エンジンをぶち込むなど、とんでもないオーナーが登場しましたが、今回もかなり個性的で、世界でも中々見かけることのないカスタムを施すスバルオーナーが登場。

その人物は、南アフリカ在住で日本車をこよなく愛し、スバル・インプレッサWRX STIを愛車に持ち、YouTubeカーメディアのCars.co.zaチャンネルにも登場。

名前はノーラン・アンドリュースさんで、スバルWRX STI以外にもV型8気筒自然吸気エンジンを搭載していた時代のトヨタ・クラウン(Toyota Crown)や、レクサスLSを所有していたこともあるそうです。

そんな日本車好きのノーラン・アンドリュースさんが所有するスバルWRX STIはどういったモデルなのか?どのようなカスタムを施したのかチェックしていきましょう。


エンジンはレクサスLSのV8、FR化で過激な走りを追求

こちらが今回公開されたスバル・インプレッサWRX STIのカスタムモデル。

一見してシンプルな3代目にも見えますが、実はこのモデル、EJ20型の水平対向4気筒エンジンを搭載しておらず、その代わりとしてレクサス初代LS(旧型トヨタ・クラウン)にも搭載された排気量4.3L 3UZ型V型8気筒エンジンをスワップした過激モデル。

しかもこちらのオーナーさん、スバル特有の四輪駆動(4WD)システムに少し不満を持っていたそうで、敢えてフロントアクスルを切り離し、後輪駆動(FR)化するという中々の変態カスタム。

今後高騰・盗難の対象になるかもしれないインプレッサWRX STIですが、そういった高騰などお構いなしに自分色に過激カスタムしていく姿は凄いところ。

ボクサーエンジンからV8エンジンにスワップした理由は意外なものだった

ちなみにこちらが、トヨタ製V型8気筒エンジンをぶち込んだスバル・インプレッサWRX STIのフロントエンジンルーム。

ここで個人的に気になったのは、なぜボクサーエンジンからトヨタ製エンジンにスワップしたのか?という点ですが、単純にV8エンジンにアップデートしたかったからではなく、「南アフリカではEJエンジン用の部品が不足していて、そのメンテナンス費用がとんでもなくかかってしまう」からとのこと。

つまり「維持費を少しでも浮かすため」に、彼がお世話になっているショップで、唯一パワフルなエンジンでもある3UZ型を取り寄せ、自らの手でスワップすることに。

維持費よりもカスタム費用の方が凄そうだ

もちろん、カスタム自体は決して単純なものではなく、シンプルにV8エンジンを搭載するだけでも何も面白くないと判断し、更にツインターボ化で最高出力300hp以上を発揮(しかもエンジンフードはストラップ固定)。

これはEJ20型の水平対向4気筒ターボエンジンのパフォーマンスとほぼ同じになるわけですが、これに加えてV8ならではともいえる野太いサウンドを手に入れたため、オーナーさんとしては満足しているとのこと。

もはやエンジンの維持費以前に、カスタム費用でとんでもないことになってそうですが、南アフリカではトヨタ製エンジンやパーツ類が充実しているそうで、日本車ではトヨタの割合も非常に多いそうです。

しかもエキゾーストパイプはリヤではなく、まさかのフロントサイドエキゾースト。

まるでアメ車のチューニングモデルを見ているかのような感覚ですが、投機や転売目的ではなく、自身のカーライフを存分に楽しむために積極的にカスタムしていく姿を見ると「本当に車が好きなんだな」と思ったり。

車内は純正仕様で、トランスミッションはもちろんMT。

加速性能などは明らかになっていませんが、高回転まで引っ張った時の野太いサウンドがかなり魅力的です。

【Radical Subaru WRX Engine Swap – Rear-Wheel Drive, Twin Turbo 4.3-litre Lexus V8!】

スバル・インプレッサWRX STIをベースにV12エンジンをぶち込んだり、三菱ランサーエボリューションのフロントマスクを移植した過激モデルは、以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!