赤道ギニア副大統領の汚職事件で押収されたランボルギーニ・ヴェネーノやケーニグセグOne:1達→何と副大統領がOne:1を2倍の価格で買い戻していたとの疑惑

しかもこの人物は未だ副大統領を継続していることにも驚き

2019年9月末、赤道ギニアの独裁大統領であるテオドロ・ンゲマ・オビアン・ムバソゴ氏の息子である、テオドロ・ンゲマ・オビアン・マングエ氏から押収したスーパーカー/ハイパーカー達がチャリティーオークションに出品され、新車価格よりも2倍以上にて取引されたとして大きな話題となりました。

▽▼▽関連記事▽▼▽

出品されたモデルは、世界限定9台のみ販売されたランボルギーニ・ヴェネーノロードスター(Lamborghini Veneno Roadster)や、世界限定6台+プロトタイプ1台のみ販売されたケーニグセグOne:1(Koenigsegg One:1)、ブガッティ・ヴェイロン(Bugatti Veyron)を含む計25台。

トータル落札額としては、現地価格となる約2,700万スイスフラン(日本円に換算して約29億円)となっています。


押収した理由は、赤道ギニア副大統領の汚職問題

ところでどうして赤道ギニアの副大統領が所有していた総額 約29億円ものスーパーカー/ハイパーカーが押収され、チャリティーオークションに出品されたのかというと、同氏が汚職問題に関与していたから。

テオドロ・ンゲマ・オビアン・マングエ副大統領は、これまでマネーロンダリングや不透明な資金の流れについてスイス当局から問われることとなり、調査を受ける際に担保として差し押さえられたことがきっかけでした。

その後、副大統領はスイス当局との司法取引に応じることとなり、25台もの車両たちを出品することになったわけですが、どうやら同氏が「その後ケーニグセグOne:1を買い戻した」と報じられています。

ケーニグセグOne:1ってどんなモデルなの?

こちらが、実際にテオドロ・ンゲマ・オビアン・マングエ副大統領が買い戻したと報じられているケーニグセグOne:1(画像はオークションに出品された際のもの)。

ケーニグセグの創業20周年を記念して作られたアゲーラシリーズの最高峰で、世界限定6台のみ販売され、更にプロトタイプモデルも含めると計7台。

その車名の由来としては、パワートレインが排気量5.0L V型8気筒エンジンを搭載し、E85バイオ燃料を投入することで最高出力1,360ps/最大トルク1,371Nmを発揮、車体重量が1,360kgであることから、パワーウェイトレシオ比1.0ジャストであることから「One:1(ワン)」となっています。

また最高出力1,360psであることから、単位換算すると1メガワットに相当するため、スーパーカーでもハイパーカーでもない「メガカー」と呼ばれています。

テオドロ・ンゲマ・オビアン・マングエ副大統領がケーニグセグOne:1で街中を走行していたとの目撃情報も?!気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!